遅いことは猫でもやる

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宝覚寺と文武廟

2015-03-25 13:59:47 | 行ってきました
 宝覚寺本堂 外部に保護のための堂が建てられている
 巨大な布袋像
 日本戦士の慰霊塔
 台湾戦士の慰霊塔
 撫でるための小型布袋像

駆け足台湾旅行の中日の目玉は台中の布袋寺:宝覚寺と日月潭湖畔の文武廟(道教)見学であった。

小雨の中降りたところは、金色の巨大布袋が佇むお寺。本堂の外側に覆いのような建物が被さる不思議な建物であるが、中の本堂は日本統治時代の建物で、文化財として保護されているのだそうだ。

ここは布袋様が屋外に鎮座しており、中国人は布袋が好きなのか大勢の参拝客で賑わっていた。布袋様の耳、頭、腹を撫でると健康、幸せ、財産に恵まれるという言い伝えで巨大像の足元にある白い小ぶりな像を皆撫でていた。

またこのお寺には第二次大戦で亡くなられた戦士の慰霊塔が建てられており、吉田茂は度々訪れていたそうだ。その近くにはやや新しい慰霊塔が建てられており、これは台湾から出征した兵士の慰霊塔で、李登輝総統が揮毫して建てたものだという。両方共きちんと手入れされており、韓国とはずいぶん国民感情が違うように感じた。

 文武廟入口の門
 前景
 拝殿正面
 拝殿上部軒先の彫刻
 正面の龍の彫刻

続いて訪れたのは日月潭湖畔の文武廟(道教)。孔子と関羽が祭ってある。横浜中華街にも関羽が祀ってあったような気がするが、三国志の中でも、劉備・張飛よりは断然この男に人気があるらしい。何か新興宗教のお寺のように、財力を誇るかのような建物、彫刻、金ピカの内装、であるが、拝観料やおみくじ線香、飾り物などは原則無料である。お供えは有料であるが、お下がりは自宅に宅配されるというから面白い。お寺の運営費、建設費などは篤志家の寄付でまかなっているそうだ。建物の至る所、柱や飾りに名前が彫り込んであるのはそのせいである。現世利得、財産形成に集中している中国社会からすればとても判りやすい。

 お寺の上部のシンボル
 きらびやかな本堂内部
 供物の布、線香
 絵馬
 蓮の花

あいにくの靄で湖は烟っていたが、多くの善男善女で賑わっていた。湖畔にはオレンジの木綿、黄色のゴールデンシャーベット、紫のジャカランタが咲き乱れていた。この国も平和を享受している。

 木綿
 ゴールデン・シャーベット