
春らしい陽気が感ぜられ、ふらっと散歩に出た。よく整備された境川沿いの堤防の道である。
暫く振りに歩いてみると、花は咲き、新緑は芽吹きもうすっかり春の準備はできている。
たんぽぽ、菜の花、すみれ、名前も知らない白い花、などなど暖かい風に花を揺らしていた。




運動公園の近くの桜林に早咲きの河津桜が咲いていないかとよってみたが、あいにくその種はなく蕾が膨らんでいる木々ばかりであった。ただ、昔我々が植えた根尾の薄墨桜は薄墨色の花をつけ、その下で花見をしているグループがあった、ポルトガル語のような響きなので、ブラジルから出稼ぎに来ている人達かもしれない。



帰り際、小山のお寺の土手に、河津桜らしい桜が満開の花を付けていた。運動公園の桜の蕾から推測するに、あと一週間くらいでソメイヨシノは一斉に咲くのではないだろうか。
自然界は確実に春に向かっている。