遅いことは猫でもやる

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SO世界大会 感じたこと

2015-08-12 08:30:02 | 行ってきました
   もう秋の花が咲き始めた

3日間の大会応援を終えロスアンゼルスを後にした。色々考えさせられた。

前回のアテネ大会と違い、町は平静である。大きな街ということもあるだろうが、街中にフラッグが飾ってあることもなく看板も殆ど見かけない。スタジアムに開催表示や、ビルの壁に企業CMみたいな掲示があるくらいだ。ただ、街中にファミリーが出没し、TVも連日ニュース番組で取り上げていた。

しかも関係する人たちはみな親切だ。これは世界大会というよりお祭りといってもいい。アスリートだけでなく、施設提供の大学、バスなどを運営する市当局、ボランティア、警備する警察、企業、観客、皆がこのお祭りを盛り上げるべく、笑顔で善意の行動をとる。大勢の人が集まるがトラブルらしいことは一度も目撃しなかった。それどころか、大学の学生食堂で昼食中突然火災警報が鳴り響き、避難アナウンスがあったが、みな落ち着いたもので粛々と行動した。穏やかなとてもいい雰囲気である。肉食人種、覇権主義と言った趣はさらさら感じられなかった。やれば出来るじゃないかとも思った。

ユニファイドの試合でもこの大会の意味を考えさせられた。通常の社会でもプロフェッショナル、健常者、アスリート、は混在する。そこで少しだけ全体を見渡す視野の広さと、ちょっとだけのおもいやりがあれば社会はギスギスしなくて済むのではないか。障害者もいきいきと力いっぱい活躍できる社会ができるのではないか。ゲームも社会も同じだと感じた。

それにしても人間の善意が作り出す組織、イベントは素晴らしく、こういうシステムを確立しているアメリカ社会の凄さを感じた世界大会応援であった。