





今年も花火の季節がやってきた。15日は諏訪湖花火大会。今年は67回、終戦後3年経った時から数えて67回目、一昨年は豪雨のため初めて中止になり昨年は途中雨に見舞われた。この他色々出来事があったホテルでの花火鑑賞だったが、それだけにこの3年間は思い出深い。
湖畔はpm3:00で車両通行止めになるので、日がカンカン照りの2時台にホテル到着。もう目の前の自由席には大勢の人がシートを広げていた。通りは一杯の人通り、5万人の都市に50万人のお客が押しかけるというからこの人混みはやむを得ない。結構若い人が多いのが目を引いた。



ホテルの駐車場で消防隊の出陣式があり、ラッパ隊の音楽に合わせて登場するお偉いさんが挨拶をして、隊員を鼓舞して湖畔に散っていった。




夕暮れが近づき、まだ残照が残る午後7:00最初の一発があげられ、湖面に色を映しながら次から次へと盛大に打ち上げ花火が天に登っていった。湖面近くで開くのはパチパチというのだが、空高く打ち上げられるのは「ドーン」と腹にこたえる音である。周囲の山々に反響して音が響く。花火は一瞬の芸術であるが、その時々にいろんなことが頭をよぎる。総じて血が騒ぐ。











天気にも恵まれたせいか、次々と大玉や工夫をこらした花火が打ち上げられ、4万発とも言われる大量の玉が夜空を飾った。最後は恒例の湖上スターマインが半月の扇型を湖上で咲かせ、ナイアガラの仕掛け花火が2kmの長さで光の滝を現出させて終わった。光と音の真夏の夜の夢であった。




一夜明ければ屋台は幻のようにいなくなり、何事もなかったようにいつもの静けさが戻っていた。

