




カラファテ-パイネ 移動
南米5日目、好天の中POSTA SURを出発。見渡す限りの黄土色の大平原をミニバンは100km/時で飛ばす。真夏にも拘らず、平原には緑や樹々が少ない。湖の向こうに雪をかぶった山々が遠望できる。あれがパタゴニアの山々か。
1時間ほど走ったところで一旦停車。なんだろうと窓の外を覗いてみると、4,5頭の動物の群れが道を横切っている。野性のグアナコの群れである。本日行くパイネの国立公園内には、沢山居るそうだがここらではまだ時折しか現れない。同類としてアルパカ、リャマ、ビクーニャなどが居るが、このグアナコが一番たくさんいるとのことである。
ほとんど変わらない景色の中を車は走るが、この道路R40号はボリビアまで続く生命線だそうだ。3時間ほど走ってポツポツと家が見えてきたら其処はもうアルゼンチンとチリの国境である。木造の簡単な建物が検問所。そこから2kmほど走ってチリ側の検問所に着く。ここでは一応スーツケースのX線チェックがあった。なんとなく形式的で、本気で悪事を働こうと思えばこんな簡単なチェックではザルそのものであろう。



検問所を無事通過して、ここで昼食。検問所すぐ横のレストランでランチ。スープ、野菜、メイン(サーモンのグリル)、デザート(フルーツポンチ)の三皿、なかなか美味しかった。ここのウエイターのお兄さんがキビキビとよく働く。ブエノスアイレスでもイグアスでもカラファテでも、ウエイター、ウエイトレスは愛想は良くても、このキビキビという行動ではなかった。このレストランには日本人の団体もいた。
下の売店でパタゴニアの文字入りのハットを記念に購入。



チリに入ると緑が急に増え、湖と雲の切れ間から岩峰が迫る。ガイドブックにあるような絵のような景色だ。雲がかかったり取れたり目まぐるしく変わる。展望台で一服しながら、湖の青白色の水とパイネの岩峰を見渡す。左側がパイネグランデ、右側がパイネの角と言われる岩峰群だ。森の中を下り、草原を横切り、公園事務所で手続きを終えロッジ到着。LAGO GREY グレイ湖畔のリゾートホテル。木造の洒落た建物、ラウンジ、レストランから湖、氷河、岩峰が一望できる。ロビーでピスコのウエルカムドリンクを味わう。カラファテピスコ、美味しくて全員別のピスコを追加注文。
一旦部屋に戻り、7:00頃で直し、歓談。本庄君は中々の勉強家で、大抵のことは答えるが、わからないことは気軽にスタッフに聞きに行く。話が弾み10時ころまで歓談。いよいよパタゴニア核心部に来たことで少々興奮気味であった。


















