私の周りの同級生達、20年ほど前はだいたい10人中7人が喫煙者であったが、現在(2013年)はだいたい10人中3人が喫煙者と変わっている。世界的な嫌煙運動は沖縄でもその効果が現れているようだ。ちなみに、私は3人の内の1人。
煙草には中毒性があって、やめたくてもやめられない人がいるらしいが、私はたぶん、中毒とはなっていないと思う。吸う本数が一日7~8本と少ないし、年に2~3回は休肺日があり、その日も「辛い」などとは感じていない。
テレビを観なくなって2年4ヶ月、テレビには中毒性がなさそうだ。少なくとも私は全然平気。テレビ番組の多くを占めている芸能スポーツには元々興味は無いが、政治や世界情勢などには多少の関心があるのでニュースは必要、それはラジオで済ませている。
そんなラジオから聞こえてくるニュースの中で最近気になることがいくつかある。一つは「沖縄の竹富町の教科書問題」、沖縄戦の記述が不十分だからと竹富町は自ら選んだ教科書を使っているが、それは問題があるから、そういうことが今後起きないよう法整備を強めようということになりつつあるらしい。教育に関し国の関与を強めたいようだ。
もう一つは、もう決まってしまったが「消費税率アップ」。歳出削減となる公務員や議員の給与減額、議員の定数削減などは棚上げしたまま歳入を増やすことになった。歳入を増やすのを「国民のお金から取ってやれ」ということのようだ。
別の一つは、「辺野古移設を容認しなければ普天間基地固定化となる」という政府自民党の石橋蹴る幹事長の発言。これはまったく脅しだ、やくざと一緒だ。「てめぇら、言うこと聞かねぇと、いつ事故が起きるか分からない危険な基地を街中に置き続けるぞ、命が惜しかったら俺たちの言うことを大人しく聞くんだな!」という脅し。
「辺野古移設は日本とアメリカの合意事項だから変更不可能」とも彼は言う。この男は頭がどうかしていると思った。あるいは、封建時代の考え方をお持ちなのかもしれない。「お前は奴と結婚しろ、親同士が合意したんだから嫌とは言わさぬ!」という封建時代の横暴。県外移設はその気になれば可能なこと。沖縄県知事は踏ん張って貰いたい。
そして、これが最も気になっているのだが「特定秘密保護法」。ニュースで聴いた限りの私の認識で言うと、「国が何をやろうとしているのか国民には教えない法」のようだ。今は秘密であってもいずれその効力は失われるのだから、当然、情報公開法も伴なわなければならないと私は思う。つまり、あの時国のやったことは正しかったのかを国民が検証できなければいけない。間違っていたのであればその責任を問うことができるようにしなければならず、間違った理由を追求し、以降そのような間違いが生じないようにしなければならない。間違っても罰を受けないのであれば何でもやりたい放題となる。
私は何の影響力も無い貧相な沖縄の初老おっさんであるが、先週、平和の権化(漫画家やなせたかし氏のこと)の話をして、「平和っていいな」と改めて強く思った。そして、最近のニュースには不安を感じている。現総理の荒心臓とその一味たちは、富国強兵を目指しているように感じられる。彼らはこれからどんどん、国民は国のために犠牲を払わなければならない「お国のため法律」を増やしていくんじゃないかと不安になる。
記:2013.11.22 島乃ガジ丸