二週間前、体重と体脂肪率を量ったら、体重が58キロ、体脂肪率が11%となっていた。体重、体脂肪率を定期的に量るようになった2001年1月以降では両方とも最低記録。体脂肪率は不明だが、体重の58キロは二十歳の頃と同程度。
2001年1月の体重は69キロ前後、体脂肪率は22%前後であった。体脂肪率はそれまで量ったことはないので不明だが、体重はもうだいぶ前からその辺りを行き来していた。お腹周りはぷよぷよであった。日常的に体が重いと感じていた。「何とかせねば」と思っていた。で、体脂肪率測定付き体重計を購入し、目標体重、目標体脂肪率を定め、それに到達すべく努力を始める。余分な脂肪を捨て、身軽になることを目指した。
身軽になるために、過剰な食物摂取を止め、平日の筋力トレーニングや週末の散歩を始めた。目標体重62キロ、目標体脂肪率14%としていたが、努力の結果、目標体重は2002年12月に、目標体脂肪率は2003年4月に到達した。以降、多少の上昇傾向もあったのだが、玄米食を始めるようになった2008年からは体重が60キロ前後に安定し、体脂肪率も12~15%となって、目標数値を超えるほどとなった。
体重や体脂肪率は当然ながら、低ければ低いほど良いというものではない。両方ともに健康最低数値というものがある、身長170センチの私は、体重の健康最低が58キロ、体脂肪率の健康最低が10%となっている。それより低いと健康的ではないらしい。しかも、先日の体重58キロ、体脂肪率11%は運動をしての健康的数値では無く(それまでの一ヶ月半、筋力トレーニングをサボっていた)、ろくに飯を食わなかったからという病的数値だ。痩せて精悍になったのではなく、痩せてやつれたということだ。
やつれてはいけない。見た目に良くない。見た目が良くないと女にモテない(ただでさえモテないのに)、モテないと自覚してしまうと楽しくない。モテない男は現実的にモテなくても、少しはモテるんだと錯覚することで生きる力を得ることができる。
部屋に白アリが発生して、その駆除、後始末をしながら、もしかしたら引っ越すことになるかもしれないと思い、そのついでに部屋の大掃除、整理整頓をやっている。
整理整頓は、ほとんど不要と思われるモノ、捨てるのは勿体ないので取りあえず保管しているモノ、そして、いつか使うかもしれないが長いこと使っていないモノなどの処分が含まれている。処分は、ほとんど不要と思われるモノはゴミとして出し、捨てるのは勿体ないモノ、いつか使うかもしれないが長いこと使っていないモノなどは、それが少なくとも自分は使わないが、誰かにとっては使えるモノなのであれば、使いたい誰かに譲ることにした。それらの概ねは友人Hに委託して、使う人を探して貰っている。
それら処分するモノたちは、押し入れ、流し台の下の棚、その他の棚、部屋のあちこちにある箱の中から大量に出た。特に、不要と思われるモノがたくさん出た。不要なモノは知らず知らずの内に溜まっていくようだ。既に大きなゴミ袋にぎっしり詰めて燃えるゴミが5袋、燃えないゴミが1袋出た。それらはしかし、まだ出てくる予定。
どれだけ身軽になるかという目標もある。冷蔵庫や洗濯機も含めて、2tトラック1台で引っ越すことができる程度の身軽さ。いつでも風来坊になれる身軽さだ。ちなみに、大掃除を続けて昨日、ついに体重は56キロまで落ちた。これはちょっと身軽すぎる。
記:2010.6.11 島乃ガジ丸