コンパクトフラッシュに未来はあるのか

 またまたNikon Rumorsが元ネタの話題である。Nikon Rumorsによれば、サンディスクとソニーそしてNikon(ニコン)の3社が、CFAに対して、プロフェッショナル用デジタルイメージングの領域で将来的な要求にも応えていくことのできる次世代メモリーカード仕様を共同で策定し提案したのだと云う。具体的には、500MB/秒の超高速データ転送速度と2TBの大容量、低消費電力を両立させた規格だと云う(see here)。

注:CFA(CompactFlash Association)は、コンパクトフラッシュ(CF)の仕様について規格策定を行っている国際的な標準化推進団体。

 このところ、D300が「S」にマイナーチェンジした折にCFのみの仕様からCF+SDのデュアルスロットになり、D7000がSD×2のデュアルスロット仕様で登場するなど、大容量化・高速可と同時に著しいい低価格化を実現しているSDカードにシフトが進むなど、カード自体の寸法が大きい分、データ転送速度と信頼性において有利であったCFの地盤沈下の傾向が見えていることから、プロ用としてさらなる高速化と信頼性向上と同時に低電力化を実現した規格を提言したのであろう。

 D3の後継機がCF×2なのかCF+SDになるのか、D700の後継機がCFシングルからCF+SDになるのかあるいはD7000同様SD×2となるのか、興味が尽きない。

追記:いま確認したところ、ニコンのサイトにもこのことが掲載されていた。こちらはもちろん日本語なので詳細を正しく理解することができるのでご覧あれ(see here)。キヤノンのボードチェアマン(取締役会長?)氏のコメントも紹介されているが、提言された規格の策定そのものにキヤノンは参画していないと云うのが面白い。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、写真的には一昨日、昨日に続く「恩田の森の紅葉(その3)」、すみよしの森尾根筋にあるモミジの紅葉。
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