唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
タムロンが2位!
既に旧聞に属するが、BCNランキングがPC及び同関連商品・デジタル家電の累計販売量が最も多かった企業を分野別に表彰するBCN AWARD 2012を13日に発表していた。
全107部門の中には勿論DSLR(デジタル方式一眼レフ)部門もあり、こちらは1位がキヤノン(46.3%)、2位がニコン(39.2%)そして3位は大きく離れてペンタックス(7.5%)であった。例年になくキヤノンとニコンの差が大きくなったのは、郷秋<Gauche>が幾度も書いている通り、洪水被害によりニコンのタイ工場での生産が著しく低迷したことによる。決して2011年のニコンDSLRに魅力がないと云う事ではない。
ちなみにミラーレス一眼部門では1位がオリンパス(36.6%)、2位パナソニック(29.3%)、3位ソニー(27.3%)で、やはりオリンパスが強いものの、追うパナソニックとソニーも善戦していると云える結果だ。
さて、今日の小文のタイトルにした「タムロンが2位!」になったのは、交換レンズ分野である。1位はキヤノン(21.7%)、そして栄えある2位はシェア20.3%のタムロン。僅かな差で2位の座をタムロンに奪われた3位に転落したニコンのシェアは19.7%であった。
昨年はキヤノン(24.9%)、ニコン(20.4%)、タムロン(15.5%)の順であったから、やはりニコンのタイ工場の生産がストップした影響は大きかったと云うことである。。ちなみに4位のデータは公表されていないが、2010年には14.1%で3位となったシグマであることはまず間違いがない。
しかしだ、ニコンもよもやタムロンに、キヤノンに次ぐ2位の座を奪われるとは考えもしていなかったことだろうな。随分をショックも大きかったことと思うけれど、2012年のニコンは2011年に発表できなかったカメラボディとレンズの新機種を大量に市場に送り出し、両部門でトップを目指すこと必至である。その第一弾としての、2月7日の発表が楽しみなニコンである。
と云う訳で今日の一枚は、タムロンと云えばマクロ、マクロと云えばタムロン。タムロンを代表する、安いからではなく積極的に選ばれる唯一のサードパーティー製レンズ、90mm Macro。奥の方からちょっと顔を見せているのは、2012年には3位の座を狙おうかと云うシグマの10-20mm。勘違いする向きがあると困るので念のために書いておくが、ニコンを蹴落としての3位狙いではなく、キヤノン-ニコン-シグマ-タムロンと云う序列の中での3位狙いである。