郷秋<Gauche>は酒税で貢献する

 所得税の納税額が少ない郷秋としては、国民の一人としていつも肩身が狭い思いをしている。そうは云っても所得税額は収入の多寡によって決まるから、残念ながら収入分以上の税金を納めることは出来ない。そこで郷秋は、所得税納税額が少ない分を、酒税で納めて国の税収不足を少しでも補うよう日々努力をしている。

 

まりだ、郷秋は毎晩欠かさず500mlの缶ビールを一缶、ささやかながら自分を褒めてあげたい日には二缶飲むようにしている。ビールにかかる税金は1kl当たり220,000円と決まっているから、500ml一缶につき110円と云う事になる。つまり、毎日500mlの缶ビールを一缶飲めば、110円分、二缶缶飲めば220円分、国の財政健全化に貢献することが出来ると云う訳である。納税は善良なる国民として当然の義務。これで郷秋も多少は肩身が広くなる、いや、大手を振って歩けると云うものだ。

 

と云うように、郷秋は、国の財政健全化のためにと、来る日も来る日もビールを飲み続けているのだが、郷秋以外の日本国民の多くは、国の財政危機などお構いなし、酒税で貢献しようと云う気持ちがまったくないようである。その証拠に2011年のビールの消費量前年比3.7%減となり、7年連続で過去最低を更新したと云うではないか。まったく嘆かわしい、怪しからん事であると、郷秋は思うぞ。

 

 

例によって事本文とはまったく関係のない今日の一枚は、恩田の森唯一の水系、奈良川の大鷺(だいさぎ)。もう少し羽を大きく広げたところを撮りたかったが、なかなか上手くいかないものである。

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