唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
OLYMPUS OM-D
OLYMPUS(オリンパス)の往年の名機、OM-1(M-1)のデザインコンセプトを借用したデジタルカメラ、OM-Dが今春発売されるとの情報がしばらく前からいくつかのカメラ情報サイトに頻繁に掲載され(see here)、数日前にはその全容だとする画像(明らかにフェイク)、そして昨日にはシャッターボタン付近の画像がネット上に掲載された(see more)。
また、19日付けのmsn産経ニュースには「名機OM、デジカメで復活へ オリンパス」と云うOM-1の画像を大きく掲載した記事(OM-1の画像は「オリンパス提供」と明記されている)が掲載された。これに対しして、オリンパス側は「当社から発表したものではなく、話せることは何もない」(広報・IR室)とコメントしたことが報じられている(see here)。
OM-1(M-1)が発売されたのは郷秋<Gauche>が大学に入学した年であるが、その頃の大学生の多くはペンタックス、ミノルタ、ニコマート(ニコンは買えなかった)などを使っていたと記憶している。少しずつではあったがオリンパスを使う者も出てはきたが、郷秋<Gauche>は「サロンパス?」などと馬鹿にしたものだったな。
PENがデジタルで復活した時に郷秋<Gauche>は、このオリンパスの戦略を随分と感心したものだ。だってそうだろう。40年前にも決してメジャーとは云えなかったオリンパスだが、それでもしっかりしたデザインポリシーを持ち、それが現代でも通用するもので、それに気が付いた人がいたのだから。経営的にはお騒がせの会社だが、技術力・デザイン力はたいしたオリンパスなのである。
さて、そのオリンパスOM-Dだが、ネット上の噂を総合すれば横浜で開催されるCP+の開催前日、2月8日に発表されるのだと云う。2月8日に発表され、翌日からCP+で展示されると云う、実に判り易いシナリオであるが、果たしてその通りとなるのかどうか注目したい。
残念ながらOMシリーズを所有・使用したことはないので、今日の一枚は郷秋<Gauche>が持っているオリンパスの中から、1979年発売のXA。もう33年前のカメラだが、35mmフィルムを使いながらの超小型、電源スイッチ連動のバリア式レンズカバー、F2.8と明るいレンズ等、見るべきところは多いカメラである。ちなみに手前のプレートに記されたロゴタイプはオリジナルPEN Fの物であるが、33年前のXAに刻印されたOLYMPUSのロゴは現在のものとまったく同じもののようである。