唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
午前6時33分
1月19日午前6時33分。我が家から見る東の雑木林の上の空がようやく明るくなってきた。冬至からもうすぐ一カ月が経つが、夕方暗くなるのは少し遅くなったような気がするけれど、日の出の時間は冬至の頃と余り変わらないような気がする。冬至を過ぎると少しずつ日中の時間が長くなって来るけれど、最初は夜明けの時間はそれほど変わらず日の入りが遅くなっていくようだ。節分を過ぎた頃には日の出も少しずつ早くなって来るかな。
郷秋<Gauche>の家の東にある雑木林から夜が明けて来る。この写真だけを見るとどんな山の中に住んでいうのかと思われそうだが、幸か不幸か郷秋<Gauche>の家はごく普通の住宅地の中にある。でも、今でこそ住宅地だが40年前のこの辺りは恩田の森の続き。郷秋<Gauche>の家の北側のバルコニーから見えるのは、当時の雑木林をそのまま残して作られた桜台公園。画面中央の塔は公園の向こう側にある団地の給水塔。
二つ、嘘を書きました
「嘘をつくとエンマ様に舌を抜かれる」と云う風説が事実なら、郷秋<Gauche>は舌を2枚抜かれてしまうかも知れません。元へ、舌は1枚しかないから2枚は抜かれる心配はない。
実は、昨日の小文で嘘を二つ書いてしまったのです。一つは毎晩欠かさず「ビール」を飲んでいること。ごめんなさい。これは嘘です。ビールは高くて毎晩は飲めません。毎晩飲んでいるのは「発泡酒」あるいは「第三のビール」と呼ばれている「ビールもどき」です。ついつい見栄を張って嘘を書いてしまいました。反省。
もう一つは、国の税収不足を補うために毎晩ビール(実はビールもどき)を飲んで酒税を払っていると云う行です。毎晩ビールもどきを飲んでいるのは事実ですが、それは単に好きだから飲んでいるのであり、酒税を収めるために飲んでいるわけではありません。結果として多額の酒税を「払わされている」だけで、どうしてビール及びビールもどきの酒税はこんなに高いのだ!と怒りながらも、好きなので毎晩飲んでいるだけなのです。ついつい格好をつけて嘘を書いてしまいました。反省その二。
二つ嘘を書いてしまいましたが、ビールとビールもどき(以下、合わせてビール類)の税率が異常に高いのは事実で、昨日も書いたようにビール1kl(キロリットル。つまり1000リットル)当たりの税金は220,000円(500ml一缶当たり110円)です。発泡酒の類はビールよりも安いのですが、それでも麦芽比率によって1kl当たり134,250円(同67円)もしくは178,125円(同89円)が課税されています。
全ての酒類に課税されているのですが、ビール類の税金が一番高いんです。税率だけを見るとウィスキー(37%)が1kl当たり370,000円と高いのですが、ウィスキーはアルコール度数が高いので純アルコール1cc当たり、ようするに水割り一杯当たりの税金額はビールよりも少なくなります。判り易いように酒類毎のアルコール度数と純アルコール1cc当たりの酒税額を記すとおおよそ次のようになります。
ビール:5%:4.4円
発泡酒:5%:3.6円
第三のビール:5%:2.7円
ワイン:12%:0.67円
日本酒:15%:0.8円
焼酎:21%:0.95円
ウィスキー:37%:1円
(以上、郷秋<Gauche>の計算が間違っていなければ)
ビール以外の酒類の純アルコール1cc当たりの酒税額はいずれも1円以下なのに、ビール類だけが一番低い第三のビールと呼ばれるものでも2.7円、本物のビールに至っては4.4円と異常に高いのです。このビールの税率をウィスキー並みに引き下げると、500mlの缶ビールの価格は今の一缶280円から195円へと、発泡酒並みの価格となります。
商品一つ当たりの利益は少なくなっても、値下げして大量に売れれば利益の総額は大きくなるのは小学生でもわかる理屈で、だから今どき量販店やディスカウント店が繁盛している訳ですね。ビールも同じで、高い税率のために単価が上がり消費が低迷する。その結果税収が落ちるよりも、ビールの税率を大幅に低くして、国民の皆さまに広くたくさん飲んでいただく方が、結果として税収が増えるのではないかと郷秋<Gauche>は思うのですが、野田さん、いかがでしょうか(^^)。
注:上記の駄文は、アルコール飲料と嗜好・生活(行動)パターンの多様化等をまったく考慮せずに書いたものであることを、突っ込まれる前に書いておきます(^^;。
今日の一枚は、めったに飲めない本物のビールと、いつも飲んでいるビール「もどき」。いずれにしても郷秋<Gauche>は「サントリー」である。事業化以来45年、万年赤字であったにも関わらず諦めなかったサントリーの高い志に共感し、郷秋<Gauche>はサントリーを応援し、飲み続けている。郷秋<Gauche>の応援が功を奏したのかどうかは判らないが、2008年には悲願のビール事業黒字化を達成、そして今では老舗のサッポロビールを追い越し、サッポロの倍近い19%のシェアを獲得し業界第3位に付けている。サントリーのビール事業は花咲いたが、一方、郷秋<Gauche>が毎日「プレミアムモルツ」を飲めるようになる日は、当分来そうにない。トホホ。
郷秋<Gauche>は酒税で貢献する
所得税の納税額が少ない郷秋としては、国民の一人としていつも肩身が狭い思いをしている。そうは云っても所得税額は収入の多寡によって決まるから、残念ながら収入分以上の税金を納めることは出来ない。そこで郷秋は、所得税納税額が少ない分を、酒税で納めて国の税収不足を少しでも補うよう日々努力をしている。
つまりだ、郷秋は毎晩欠かさず500mlの缶ビールを一缶、ささやかながら自分を褒めてあげたい日には二缶飲むようにしている。ビールにかかる税金は1kl当たり220,000円と決まっているから、500ml一缶につき110円と云う事になる。つまり、毎日500mlの缶ビールを一缶飲めば、110円分、二缶缶飲めば220円分、国の財政健全化に貢献することが出来ると云う訳である。納税は善良なる国民として当然の義務。これで郷秋も多少は肩身が広くなる、いや、大手を振って歩けると云うものだ。
と云うように、郷秋は、国の財政健全化のためにと、来る日も来る日もビールを飲み続けているのだが、郷秋以外の日本国民の多くは、国の財政危機などお構いなし、酒税で貢献しようと云う気持ちがまったくないようである。その証拠に2011年のビールの消費量前年比3.7%減となり、7年連続で過去最低を更新したと云うではないか。まったく嘆かわしい、怪しからん事であると、郷秋は思うぞ。
例によって記事本文とはまったく関係のない今日の一枚は、恩田の森唯一の水系、奈良川の大鷺(だいさぎ)。もう少し羽を大きく広げたところを撮りたかったが、なかなか上手くいかないものである。
D800は2,699.99ドル?
本日の為替レート、1ドル77円として計算すると207,900円である。安すぎるだろ。D700だって19万円はすると云うのに(在庫があればの話だけれど。D700は2011年11月19日をもって出荷終了。詳しくはこちら参照)、画素数3倍のD800が207,900円はどう考えても安すぎでしょう!
もっとも、最近のカメラは海外での価格の方が安いのが常識となっているので、今日のレートで計算したからと云ってそれが国内での価格とはならないし、そもそも3,000ドルと噂されていたのがいきなり2,700ドルってのもなんだか「マユツバ」くさい。でも、レシートには確かに2,699.99ドルと書いてある。嘘だと思う方はこちらをご覧くださいな。くどいよだが、書いてあるのは事実だとしても、本物のレシートであると云う保証は、まったく無い。
そうそう、このところSamyangのFish-Eye for M4/3の事ばかり書いていて、D800のほぼ確定だろうと思われる発表日の情報について書くのをすっかり忘れていた。例によってNikon Rumorsによればだが、2月7日に発表との事(see here)。郷秋<Gauche>は1月10日に「2月3日(金)あるいは6日(月)辺りに発表になるのだろうか」と書いたが、USAの7日は日本時間の6日と云う事になる。いずれにせよ、2月9日から始まるCP+の前に発表になるのはまず間違いがないだろうな。
例によって記事本文とは余り関係のない今日の一枚は、新しいNikon(ニコン)のフラッグシップ、D4のカタログの上に乗る30年前のニコンのフラッグシップ、F3P。D4のカタログは、先週の土曜日に新宿のサービスセンターに行った時にもらってきたもの。F3PとD4、どちらも時代のフラッグシップだが、F3Pの価格はいまで云えば2月に発表されるD800と似たようなものだったはず。D4は30年前のフラッグシップ2台分の価格で、遠からず発表されるD4XはD4の更に5割増しの価格となるのは間違いない。
そう考えると、デジタル時代になって普及価格帯のカメラの価格はフィルム時代と比べて大幅に下落したけれど、フラッグシップクラスは3倍以上の価格になったことになる。確かにフィルム代や現像代はかからなくなったけれど、これまた頻繁に買い替えが必要なPCも必需だから、結局は随分高いものになったよな気がする。
Samyang 7.5mm F3.5 Fish-Eye for M4/3(その3)
現代のレンズの多くは、カメラボディ側と各種の情報通信のために多くの電気的接点を持っている。DSLRの場合には、シャッターボタンを押したその瞬間だけに予め設定された値まで絞り込むための機械的な連動機構も持っている。また、オートフォーカス(AF)用のモーターを持たないレンズの場合には、ボディ側のモーターでAFを駆動するための機械的な駆動ピンもある。
このようにレンズとカメラ本体との間では、実に多くの情報のやり取りがなされるのが、近代的レンズなのだが、Samyang 7.5mm F3.5 Fish-Eye for M4/3は、今どき珍しく機械式、電気式を問わずカメラ本体との情報通信及び連動機構を一切持っていない。絞りは絞りリングを操作すれば実際にその絞り値まで絞られる。勿論フォーカスも手動である。
ご覧の通りこのレンズのマウントは実にすっきりしている。カメラボディにマウントするための機構以外の、ややこしいい接点やら連動ピンの類は一切ない、実に潔いレンズなのである。こんなに潔いレンズは、過去のレンジファインダー用の交換レンズ以外にはない、ボディ側で露出の調整が出来てしまうデジタルカメラ故に実現できた「すっきり」なのである。
だからこそ、工業用カメラとレンズのメーカーが作り得たと云えるわけで、Samyangが作るDSLR用のレンズはいずれもこのFish-Eyeと同様に、実に簡単な構造となっている。それではレンズそのものの純光学的あるいは官能的描写性能はどうかと云う話しになる訳だが、少なくとも現在市販されているレンズにおいて、写真が語りたい内容にまで影響を与える程性能の悪いレンズは存在しないことから、その点について、郷秋<Gauche>はほとんど興味が無い。興味が無いと云うよりも、はっきり云ってレンズの性能の良し悪しは郷秋<Gauche>には良く判らないと云うのが正直なところである。
Samyang 7.5mm F3.5 Fish-Eye for M4/3(その2)
昨日ご覧いただいたSamyang 7.5mm F3.5 Fish-Eye for M4/3を持って新宿に出かけた。とは云っても、購入を検討されている皆さんの参考になるような作例を撮ろうと云う訳では、実はない。根っからの田舎者で都会嫌いの郷秋<Gauche>が、山手線の内側まで行くのは余程の理由がある時だけなのである。そう、今日はその余程の理由があったのだ。
郷秋<Gauche>のDSLRのサブ機、D7000のローパスフィルターにどうしても取れない汚れが付いてしまい、その清掃のために新宿西口にあるニコンのサービスセンターまで出かけて来たのである。もう一台のサブ機であるD60の方は結構稼働率が高いのだが、D7000はほとんど使っていない。従って、ゴミが付く可能性が高いレンズの脱着はほとんどしていないのだが、しつこい汚れが付着してしまったのである。
あるいは購入時から付いていたのではないかと疑ったりもしたのだが、保証期間の最後の1か月だったので、思い切って出かけて綺麗にしてもらってきたと云う次第である。ついでに、し忘れていたファームウェアのバージョンアップもしてもらったが、保証期間内だったので費用は掛からず。作業時間の2時間を、同じく新宿西口のヨドバシ本店で有意義にすごしてきた。
今日の表題とは何の関係もないことを書き連ねてしまったが、記事の後にようやくSamyang 7.5mm F3.5 Fish-Eye for M4/3の登場である。
と云う訳で今日の一枚は、作例と云う程のものでもない、Fish-Eye(魚眼)で撮るとこんな風に写りますと云う、あり来たりの写真、新宿西口にあるエルタワー27Fから見下ろした新宿駅西口。当然のこととして、ガラス越しの室内から撮っているので、室内側の映り込みがあるのはお許しいただきたい。
Samyang 7.5mm F3.5 Fish-Eye for M4/3お目見え
昨年の夏から度々欲しい欲しいと書いていたSamyang 7.5mm F3.5 Fish-Eye for M4/3をようやく入手することが出来た。
マイクロフォーサーズ専用だけあって軽量・コンパクトで、デザインもご覧の通りジャストフィット(色は黒の他にシルバーもある)。郷秋は中野のフジヤカメラで入手したが、新宿のマップカメラでも同価格、29,800円で販売が始まったようである。取扱説明書等はハングルと英語の併記だろうと思っていたけれど、然に非ず。日本語のまぁ立派な説明書が付いていた。
とは云っても、マニュアルフォーカスのレンズだから説明書なんか読まなくたってフツーに使える。絞りがオートではないけれど(つまり絞りリングを回せば、その時点で設定F値まで絞られる)、露出の適否はモニターで確認できるし、35mm換算15mmの超広角だから被写界深度も超深いので、ピントだって特にいじらなくてもほぼパンフォーカス。MFでもまったく問題ない。
一年間の保証がついてはいるけれど、販売元は新東京物産と云うWebで検索しても出て来ない会社なので、壊れた時のことを考えるとちょっと心配にもなったりするけれど、MFで自動絞りでもないなど構造が単純だから、故障もないだろうと思う。工業カメラのレンズメーカーとしては40年近い歴史があるし、日本のメーカーと関係もあるようだから、まっ、大丈夫でしょう。
と云う訳で、今日のところは入手できましたと云う第一報。詳細は明日以降の記事を楽しみに。
注:Samyangは「サムヤン」と読む。漢字では「三洋」と書くようだが、日本の「三洋」とは無関係。
華やかなショーの陰で
昨日の小文の中では、郷秋<Gauche>が贔屓にしているホンダが発表したコンセプトカーについてしか触れなかったが、デトロイトでは多くのメーカーから多くの市販予定車とコンセプトカーが華々しく発表されている一方、その陰でひっそりと去っていくクルマもある。デトロイトでのショーのさなか、郷秋<Gauche>が、何時かは乗りたいと思っていた北欧の名車、サーブが歴史の表舞台から静かに去っていくとの報道。
現在の日本におけるサーブ車の正規輸入元であるピーシーアイが、サーブ・オートモービルABとのディストリビューター契約が解除されるのに伴い、日本全国のサーブ車の販売店およびアフターセールス部門の業務を停止すると発表したのだ。
ご存じの通り、現時点でのサーブの所有者であるオランダのスウェーディッシュ・オートモービルが、サーブ・オートモービルABの破産を申請したことにより、サーブ・オートモービルABは、現在裁判所の管轄下におかれているが、再生は不可能として日本でのサーブ車の販売店およびアフターセールス部門の業務を停止することになったものである。
GM傘下でありながら、他のどのブランドとも似ていないクルマを作り続けてきたSAABが無くなるのは、まったくもって残念なことであるが、無くなるとは云っても新車が買えなくなるだけで、日本国内にもそれなりの数のSAABが生息しているから、これらを入手して乗ることは可能である。比較的新しい先代9-3や9-5は現実的な選択肢と云えるだろうが、余程信頼のおける整備工場でも見つけないことには、日常の足とするのは難しくなるだろうな。ああ、残念。
今日の一枚は、クルマを描かせてはこの人に右に出る者はいないだろうと郷秋<Gauche>は思っている、BOWが描いたSAAB 96。「BOW COVER ILLUSTRATIONS FROM CAR MAGAZINE 1980 No.1~1991 Vo.151」(、株式会社企画室ネコ、1991年刊)の中の一枚を郷秋<Gauche>がアレンジして撮影したもの。
ラスベガスではカメラショー、デトロイトではモーターショー
ラスベガスで開催されているPAM 2012の目玉は勿論我らがNikon(ニコン)D4だが、その他にも、富士フイルムのX-Pro1やキヤノンのPowershot G1 X(DSLRよりも重い「コンパクト」は評価が二分されそうだが)、シグマのM4/3とソニーEマウントに最適化した2本のレンズなど興味を引くモデルが登場している。さらには2月9日から横浜で開催されるCP+2012開会前にはニコンD800が発表されるであろうとか、オリンパスからは同社の歴史的名機、OM1似のミラーレスが登場するとか、ワクワクする噂も満載の今日この頃である。
一方、デトロイトでは親愛なるホンダがNSXの後継車たるNSXコンセプト、小型スポーツセダンのILXコンセプト、次期RDXプロトタイプと云ったアキュラブランドの3車を発表。NSXコンセプトは3年以内の登場とのことだが、ILXコンセプトとRDXプロトタイプをベースとした市販車が今年春には登場すると云うから要注目である、もっともILXとRDXは日本国内では販売されることはないようだ。RDXはともかく、セダンが売れない今こそILXのようなカッコいいセダンを国内でも販売してもらいたいものだと郷秋<Gauche>は思うけどね。
例によって記事本文と何の関係もない今日の一枚は、見るからに暖かそうなコートをまとって春を待つ辛夷の花芽。
D4と85mm f/1.8Gが登場
しばらくOfflineだった間に、Nikon(ニコン)からDSLRのフラッグシップ機、D4が発表された。今年はオリンピックイヤーだから「お約束」のフラッグシップ機のモデルチェンジ。高感度機と高画素機、二系統あるフラッグシップ機の内、今回は高感度機が発表になったが、オリンピック開幕までにはもう一方のフラッグシップ機、D4Xが登場し、この2機種によって撮影された写真が巷に溢れることになる。
同時にAF-S 85mm f/1.8Gが登場した。こちらは2010年9月に登場したAF-S 85mm f/1.4Gの弟分となるが、レンズの構成やコーティングが違うにしてもF値が1.4から1.8へと、ひと絞りの半分程明るくなっただけで実売価格が15万円から約1/3の4万5千円へと大幅ダウン。ちょっと極端な価格差だけれど、これならフルサイズユーザーだけではなくAPS-Cユーザーも手が出せるから、最初から量販を考えての値付けとも云えるな。
注:価格はいずれも郷秋の調査・予想。
ところで、D4よりも先に、もう一年も前から登場が噂されていたD700の後継機、D800の発表はまたしてもなかった。10日から始まる(日本時間では11日からとなる)PMA 2012の4日前にD4が発表されたことを考えると、D800は2月9日から始まるCP+ 2012の前、つまり2月3日(金)あるいは6日(月)辺りに発表になるのだろうか。いずれにしても発表間近であることは間違いない。
例によって記事本文と何の関係もない今日の一枚は、白山谷戸の田お起こしの図。この写真だけを見ると長閑な田園地帯ですが、ほんの100メートルも行くと、そこは普通に横浜の住宅地。だからトラクターはセーフティーローダーに載って来て、この田んぼでの仕事が終わると、次の畑へはまたセーフティーローダーで運ばれていきます。
インターネットが無くても死にはしない
インターネットがないと、何かと不便。かなり多くの部分をネットワークに依存した生活をしていたように思っていたけれど、まったくそれなしの生活をしてみると、無いならないで特別に困らなかったりする。ニュースも天気予報もTVで放送しているし、誰かに連絡したければ電話すればいい。第一、PCに向かっていた時間がどれ程の時間だったかと云う事をあらためて認識した次第。
インターネットはバカと暇人のもの、と云うようなタイトルの新書本を見かけたことがあるけれど、ネット上で無為な時間を過ごすよりも、もっと有効な時間の使い方があるなって思う。と云いながら、現実的にはそうはいかないような仕組みが出来上がってしまったのが、2012年だな。でも、今年は少し距離を置くことを考えてみようかなと思ったりもしている郷秋<Gauche>である。
Online now !
“Gauche” came back to Network now!
小面
2日に「おかめ・ひょっとこ」、昨日は「恵比寿」をご覧いただいた。この三つはいずれも神楽の面だが、今日は能で使われる代表的な面、小面(こおもて)をご覧いただこう。
うつむいた時つまり面を下に向けた時と、顔を上げた時つまり面を上に向けた時、その表情が変わって見えると云われる小面だが、由緒正しくもなければ、名工の作でもない、昨日書いた通り素人が作ったものなでそこまでには勿論至っていないが、それでも、独特の静謐な美しさを感じ取ることはできる。
シグマSD1が良いらしい
4,800×3,200のフィビオンセンサーを3層にして合計4,600 万画素。Nikon(ニコン)D3Xもペンタックス645Dも真っ青の(画素数が)超弩級かつ超高価(超高級かどうかは・・・)なデジタル一眼レフ、シグマSD1は、相当良いらしい。そりゃぁそうだろう。発売当初よりも安くなったとは云え60万円もするカメラが悪かったらお話にならない。でも、フツーの人は買わない。と云うか、買えない。
そんなシグマSD1と同様のイメージセンサー(大きさは「正」APS-Cサイズとか)を、同社の普及型DSLR(デジタル方式一眼レフ)SD15クラスのカメラに搭載する「らしい」と云う話しが、田中希美男氏のblog、Photo of the Dayに掲載されていた。程ほどの価格で、超高精細、超高画質のイメージセンサーを積んだカメラ、SD16(勝手に仮称)なら、ちょっと食指が動くかも。
でも、考えて得てみると、シグマのカメラって、シグマのレンズしか使えないんだよね。ニコンやキヤノンのボディならメーカー純正のレンズは勿論、懐具合に合わせてシグマでもタムロンでもトキナーでも自由に選べる。でも、シグマのSD16には、シグマのレンズだけ。タムロンもトキナーも、まさかシグママウントのレンズは作っていない。
サードパーティのレンズも、最近では実に性能が良くなったけれど、多くの場合には「お値段の割には」と云うエクスキューズが付いてのお話。やっぱり純正の高性能レンズを使いたい場面は多い訳です。なに、SD16にも純正レンズがあるって? うん、確かにあるね。でもそれって「サードパーティのシグマ製」だよね(^^)
例によって記事本本とは何の関係もない今日の一枚は、神楽面の「恵比寿」。これが本当の恵比須顔。元旦にご覧いただけば良かったかと今頃思ったが、まっ、今日まで松の内と云う事で(^^)。数日前にご覧いただいた、「おかめとひょっとこ」同様、郷秋<Gauche>の父親の作である。
静御前堂
年末29日に、奥羽山脈南端の山並みを撮るために歩いた時に、久し振りに前を通りがかった静御前堂。お堂の前の道は、かつてはクルマがすれ違うのはちょっと厄介な凸凹道だったのに、今は片側二車線の立派な道となり、辺りにかつての面影はまったくなくなってしまったが、御前堂だけは昔のままの姿で建っていた。
平家が滅亡した後、源頼朝の不興を買い追われた義経は、藤原秀衡を頼り奥州に下る。これを追って今の郡山市まで来た静御前だが、義経は既に平泉に発ったと聞かされ、途方に暮れこの地の池に身を投げる(その池、美女沼が現存する)。これを憐れんだ土地の人がお堂を建てその霊を祭ったと云う伝説がある。このお堂そのものは200年程前に建てられたもののようであるが、傷んでいた屋根が地元有志の尽力により十数年前に葺き替えられ現在に至っている。
ちなみに静御前終焉の地と伝えられる場所は、北は北海道乙部町から西は福岡県福津市まで、全国各地に多数存在している。その内の一つが、上に紹介した郡山市の静御前堂である。
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