玄文社主人の書斎

玄文社主人日々の雑感もしくは読後ノート

門外漢

2011年10月14日 | 日記

 三日に開かれた文化会館「アルフォーレ」の市民による開館記念協賛事業募集説明会を取材し、「アルフォーレ」の施設概要についての説明を聴いていて、用語が全く分からず、どんな施設になるのかほとんど理解することができなかった。
 舞台寸法で「プロセニアム間口」というのがまず分からない。プロセニアムとは一体何のことなのか、日本語の辞書には載っていない。また「間口と高さはティザー・ウィングで可変」と書いてあるが、何を意味しているのか、“ティザー”が何のことで“ウィング”が何のことか分からないから理解できない。
 舞台機構では、バトンとかライトブリッジとかいう言葉が出てくるが、これも分からない。バトンというのは“棒”のことだろうが、どんな棒なのだろうか。ライトブリッジはきっとlight bridgeで光の橋のことなのだろうが、“光の橋”がどんな形をしたものなのかも分からない。
 とにかく分からない用語が多すぎて、「アルフォーレ」のイメージを把握することはとてもできそうにない。もともと旧市民会館大ホールに出入りすることもほとんどなかったし、これから主催者として大ホールを利用することもまずないだろう。門外漢でいいや。
 完成予想図などを見ると、旧市民会館よりかなり立派な施設になることは分かる。それで心配なのは利用率の問題である。立派な施設ができても、利用率が低くては、何もならない。駅前の活性化にもつながらない。
 しかし、説明会には三十一団体、五十人もの文化団体関係者が参加していたので、少し安心した。開館記念を盛り上げてくれることを期待したい。

越後タイムス10月7日「週末点描」より)


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