フジTVの「トクダネ」で学校給食のレポートがあった。
戦後の寒村に育ち、米軍放出の脱脂粉乳しか給食経験がない無給食世代にとって画面に映る給食は、まるで別世界の感があった。しかしながら生徒の反応は、「冷たい」「美味しくない」が代表意見として取り上げられコメンテーターの意見も「もっと美味しく」「もっと努力を」であったように感じられた。
しかしながら、発言者は一様に「外食と比べてのイメージ」で、発言されていたのではなかろうかと疑問を感じた。世の平均的な家食のランチはどの程度か分からないが、夕食の残りのカレー程度の軽食が主流ではないだろうか。もちろん美味しい給食が提供されることは望ましいことであるが、自分が払う給食代と市価の飲食物を対比する議論と教育は行われていないのだろうか。
飽食の時代であっても、給食は、「一部の生徒にとってはかけがえのない価値を持っている」という視点をも併せて望むものである。
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