ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者雇用:1.8%増「企業も積極的」

2010年05月08日 01時25分34秒 | 障害者の自立
 厚生労働省は7日、09年度のハローワークを通じて就職した障害者は4万5257人で、08年度比1.8%増と発表した。新規求職者は12万5888人(08年度比5.1%増)で、就職率は36%(同1・1ポイント減)だった。厚労省障害者雇用対策課は「障害者の就労意欲は高まっている。一般の就職率が低下する中、企業側も障害者雇用に積極的だ」と分析している。

 障害の種類別では、精神障害は08年度比15.6%増、過去最多の1万929人が就職した。一方、身体障害、知的障害では08年度を下回った。精神障害者の就職が増えたのは、企業側の受け入れ態勢が整ってきたことが要因と見られる。

 業種別では医療・福祉17.8%▽製造業16.4%など。製造業就労者数は08年度比で17.8%減った。農林漁業(同38.2%増)、学術研究、専門・技術サービス(同29.3%増)などが大きく伸びた。解雇は2354人(同15.1%減)。障害を持ち働いている人は約33万2000人(09年6月1日現在)いる。

毎日新聞

こう売る!障害者施設製品、京都・八幡のNPOが冊子出版

2010年05月08日 01時22分43秒 | 障害者の自立
流通ノウハウ紹介…開発、製造から陳列まで

 京都府八幡市上津屋で障害者就労支援施設を運営するNPO法人「エクスクラメーション・スタイル」が、施設の製品作りの現場を紹介した冊子「エクスクラメーション・スタイルの仕事」(A4判、72ページ)を出版した。売れる商品作りのノウハウも盛り込み、同法人は「障害者の作った製品を市場で流通させられることをアピールしたい」と話している。


 同法人は、「デザインで変える福祉」をテーマに掲げ、前身の任意団体が2002年に発足。05年に中京区の商業施設に出店し、07年に現在地に移転、施設名を「エクスクラメーション・ファクトリー」に改称した。現在、健常者7人が商品アイデアを考え、障害者28人が製作している。企業やデザイナー、ほかの福祉施設などと連携して、主に陶器製作と食品加工を手がけている。

 冊子には同法人が任意団体だった頃から展開した計20事業を、写真と文章で紹介。商品そのものや店舗での陳列状況、製造の様子を写真で紹介するほか、商品開発のきっかけから取引先とのやりとり、販路拡大の取り組みなど、売れる商品にするための〈手の内〉も明かしている。

 また、特集コーナー「48人の証言」を設け、同施設の外部関係者による事業を評価する声を紹介。福祉コンサルタント会社長は「(施設の)製品を持つことが若い女性のステータスになる日が来るのではないか」とコメントしている。

 同法人の吉野智和・統括マネジャー(33)は「施設では健常者も障害者も仕事を一緒に楽しみ、生きがいにしていることを知ってほしい。ほかの福祉施設の参考になれば」と話す。

 冊子は850円で、施設やインターネットを通じて販売している。問い合わせは同法人(075・983・8966)へ。

(2010年05月07日 読売新聞)

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「天使のパン」 4年待ち

2010年05月08日 01時19分48秒 | 障害者の自立
 注文してから受け取るまで4年待ちのパンが、鎌倉市で作られている。レース中に大けがをした元競輪選手の多以良泉己(たいら・みずき)さん(35)が焼き上げる食パンやケーキ。インターネットの予約は2014年春までいっぱいだ。発送するすべての商品には妻の宇佐美総子(ふさこ)さん(39)が手書きで返事を添える。「パンを喜んでもらって、生きがいを感じる」と泉己さん。8日には、障害者自転車競技の大会に出場する。

  JR北鎌倉駅から歩いて20分ほどの高台。その一角に夫妻の自宅兼工房がある。泉己さんが生地をこね、丸めて棒がけなどを経て家庭用のオーブンに。一つ焼き上げるのに計3時間はかかり、1日に出来るのは2~5個だ。


  素材にこだわる。カナダ、オーストラリア産の小麦、新潟の米粉、北海道のバター、沖縄・宮古島の雪塩。発展途上国の人々を支援するため、フェアトレードのチョコレートやココアパウダーを使う。


  工房にこもる泉己さんの作業を、総子さんが手厚く支える。2階の部屋でメールの返信や電話応対のほか、発送するパンに同封する手紙を万年筆でつづる。注文メールや手紙の内容に添いながら結婚記念日や誕生日のお祝い、病気回復の願いを込める。


  05年8月、大宮競輪場。レース中に事故に巻き込まれ、生命も危ぶまれた。3カ月後に退院したが、左半身のマヒや思っていることが言葉に出せない高次脳機能障害の後遺症に今も悩まされている。


  翌年から、手の機能回復のため泉己さんがパン生地をこねてパン、ケーキを手づくりし、夫婦で食べるようになった。さらに総子さんがモデルや舞踏家、司会業として活動をしてきた際の友人や知人らに振る舞ったり贈ったりした。いつしか味の深さから、「天使のパン」と呼ばれるようになり、評判が広まっていった。08年からインターネットで注文を受け始める。


  現在は約5千件の注文メールが印字され、机の上に積み上がっている。泉己さんは懸命に焼き続けた。総子さんも発送などに追われ、一時は睡眠が3時間を切るほどになった。自分たちのパンも食べず、商品として発送した。


  今年になって、泉己さんの健康や息抜きのため、室内で自転車をこぐ訓練を始めた。運動量の多い競輪選手を突然やめたために心臓に負担がかかり、医師から軽い運動を勧められてもいた。


  4月、屋外でロードレーサーを走らせた。左足にけいれんとしびれを感じたが、「スピードが伝わってきて気持ちがいい」。「久々に筋肉痛になって痛みを味わえたことがうれしかった」と話す。総子さんは「引き締まったアスリートの顔を取り戻していた」と涙ぐみながら喜んだ。


  8日、静岡県伊豆市で開かれる日本障害者自転車競技大会に初参加する。けがをして知った人と人とのつながりや生きる喜びを感じながら、走ることを楽しむ。


  夫妻の活動は、社会的にも評価を受けた。今年1月には、「無名の良き市民」をたたえる「シチズン・オブ・ザ・イヤー」(シチズンホールディングス主催)を泉己さんが受賞。総子さんは、これまでの経緯を記した「幸せをはこぶ天使のパン」(主婦と生活社)を3月末に出版した。「人と人の支え合いが素晴らしい」「心がほっこり温かくなりました」などと、メールや手紙などで総子さんに100件以上の反響が寄せられている。「北鎌倉 天使のパン・ケーキ」のホームページは(http://www.gateaudange.com)。ファクスは(0467・43・4616)。

朝日新聞

声の広報:視覚障害者にHPで 県内自治体で広がる /愛知

2010年05月08日 01時17分45秒 | 障害者の自立
 県内の自治体で、視覚障害者のために広報誌を音訳し、ホームページ(HP)で公開する「声の広報」が徐々に広がっている。

 多くの自治体はこれまで、広報誌をカセットテープやCDに吹き込み、希望者へ郵送したり、図書館などに備え付けていた。パソコンが家庭に普及したため、HPに公開することで多くの人に提供できるようになり、視覚障害者だけではなく、小さな文字を読むのが困難なお年寄りも利用している。

 西尾市は4月から声の広報を始め、市内のボランティアサークル「音訳サークルきらら」が協力している。広報誌は月2回発行しており、4月1日号(22ページ)の録音時間は約2時間。音声ファイル10個に分かれ、聞きたいファイルを選択する。市福祉部は「アクセス数は予想よりも多い。声の広報を通して、多くの人に市の情報に接してほしい」と話す。希望者25人には、録音したテープやCDを送付している。

 西尾市などの調べでは、導入した県内の自治体と開始時期は大口町=05年4月▽一宮市=05年5月▽春日井市=06年2月▽尾張旭市=07年9月。春日井市では、市長が広報誌のコラムを自分の声で5分ほどかけて吹き込んでいる。

毎日新聞 2010年5月7日 地方版

障害者への配慮を冊子に=東京都江東区

2010年05月08日 01時16分00秒 | 障害者の自立
 東京都江東区は、小学生向けに、歩道や交差点などで障害者に配慮した行動を盛り込んだ冊子と、冊子の内容を実写化したDVDを作製した。今年度から5年間、区内の小学校で毎年3校ずつ、総合学習の時間を活用し、障害者と交流しながら冊子の内容を学ぶ方針。
 冊子の内容は、区立小学校3校の児童や教員が障害者と意見交換しながら検討した。冊子では、歩道や交差点、エレベーター、エスカレーター、階段、トイレなどで、障害者に配慮した行動や障害者を手助けする行動をイラスト入りで説明している。DVDは、冊子を作った児童や教員が障害者とともに歩道や交差点に出て撮影し、作製した。
 冊子は区内の小学校の全児童に、DVDは区内の小学校各校に1枚、それぞれ配布する。区は、児童に冊子を自宅に持ち帰ってもらい、家族で話し合うきっかけにしてもらいたい考えだ。

時事通信