ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

ぶつからない「電子つえ」開発 センサーで障害物を感知

2010年05月21日 02時23分06秒 | 障害者の自立
 視覚障害者が周囲の障害物にぶつからないように、センサーで感知して知らせる「電子つえ」を岡安光博秋田県立大准教授(材料力学)が開発、20日、秋田市で開催中の全国盲人福祉大会でお披露目した。同大によると、顔の高さに突き出た障害物も感知できるつえは初めてという。

 従来のつえは、足元の障害物や目印を手探りで判別するが、顔の高さにある看板や自動車のサイドミラーなどの突起物に気付かず、ぶつかるケースも多かった。

 つえに超音波センサー2個を組み込み、前方約2メートル先の地面から顔の高さまでの障害物を感知、グリップなどが振動して知らせる仕組み。素材を工夫して、重さを従来のつえと同程度の約300グラムに抑えた。

 この日は、約130人の視覚障害者がつえを体験。学生らが付き添い障害物を置いた約20メートルのコースを歩き効果を確かめた。大分県竹田市の鍼灸師羽田野敏子さん(60)は「トラックの荷台から突き出た木材などにぶつかった経験があり、顔の高さまで感知できると助かる」と笑顔を見せた。

2010/05/20 17:00 【共同通信

お年寄りや障害者などの居住支援‎

2010年05月21日 02時21分35秒 | 障害者の自立
 お年寄りや障害者、外国人、母子家庭の世帯などが民間住宅を借りやすいよう支える活動を展開する「住宅支援びんごNPOセンター」(本部・尾道市、高橋大蔵理事長)が22日、福山市西町2丁目の福山商工会議所で無料相談会を開く。NPOセンターは「県あんしん賃貸支援団体」の第1号として登録されており、会員の司法書士や行政書士、社会保険労務士、ファイナンシャルプランナーらが入居後の生活も含めて相談に応じる。(広津興一)



 センターは尾道市の不動産業「タカハシ」が中心となって、昨年2月に「介護賃貸住宅備後NPOセンター」として発足した。高齢だったり、保証人がいなかったりして賃貸住宅に入居できない世帯が増えている問題を解決しようと、国や県、尾道市や福山市などが進める「あんしん賃貸支援事業」に協力。今月、名称を改めた。


 支援活動では、保証人がいない場合に保証会社を紹介したり、センターで借り上げて入居希望者に転貸したりする。入居した後もセンターの会員が定期的に入居者を訪ねたり、24時間受け付け可能なコールセンターを設けて電話相談にのったりして日常生活をサポートしている。


 これまで高齢者13世帯、障害者5世帯、中国やフィリピン、ブラジルなど外国人8世帯、母子家庭などの7世帯で入居を支えてきた。


 相談会の時間は午後4~5時。生活保護の申請、リストラによる失業者への住宅手当緊急特別措置事業などについても説明する。賃貸人も募っている。


 問い合わせは同センターの福山南蔵王支部(084・946・6368)か、尾道本部(0848・46・2622)へ。

朝日新聞

高齢者らに役立つ機器募集 日本リハビリ工学協会‎

2010年05月21日 02時18分23秒 | 障害者の自立
 日本リハビリテーション工学協会は、障害者や高齢者のために新しく開発された福祉機器を発掘し、優れた機器を表彰する「福祉機器コンテスト2010」の作品を募集している。

 締め切りは、発想の豊かさや将来性を現物審査から探る学生部門は7月12日、学生を除くすべての人・団体を対象とする機器開発部門は6月14日。応募には実物の作品が必要(小中学生は模型も可)。

 機器の有効性、独自性、実用化の可能性などを審査し、優秀作は9月の国際福祉機器展で表彰する。参加費は学生1千円(小中学生は無料)、一般5千円。問い合わせなどは、同コンテスト事務局(電)022・289・9603。

MSN産経ニュース

障害者支援法改正案成立へ 所得に応じた負担に

2010年05月21日 02時15分37秒 | 障害者の自立
 障害福祉サービスの利用を原則1割負担とした障害者自立支援法をめぐり、与野党は20日、サービス量に基づく「応益負担」から、所得に応じた「応能負担」に見直す改正案を今国会で成立させる方向で協議に入った。

 改正案は昨年3月に前政権下で政府が国会へ提出したものとほぼ同じ内容。政府案は昨年の衆院解散で廃案になったが、今年4月に自民、公明両党が議員立法で提出。今後、民主党が対案を提出し、与野党が修正協議。衆院厚生労働委員会の委員長提案として来週にも成立を図る方向。

 鳩山政権は2013年8月までに自立支援法を廃止し、新たな「障がい者総合福祉法」(仮称)を施行させる方針だが、政府、与党は今回の改正案を「つなぎ」として理解を得たい考え。

 改正案は、成立すれば公布日から順次施行し、12年4月に完全実施となる。仕事などをしながら少人数で暮らすグループホームやケアホームの障害者に対する家賃助成を新設。判断能力が不十分な知的障害者らの権利を守る成年後見の利用支援を市町村の必須事業に格上げする。

2010/05/20 11:42 【共同通信

茶道:全盲者ら、県ライトセンターで楽しむ 「季節の変化感じる」 /神奈川

2010年05月21日 02時13分01秒 | 障害者の自立
 ◇35年指導の小滝さん「みんな熱心」
 視覚障害者のための施設・県ライトセンター(横浜市旭区)で、目の不自由な人たちが、茶道を習っている。35年間指導する小滝喜代子さん(80)は「みな熱心。お茶の心と季節感を楽しんでほしい」と笑顔を見せる。

 「いち、に、さん」と小滝さんの声が青畳の和室に響く。茶道クラブは全盲や弱視の男女5人。釜など茶道具にぶつからないよう、畳1畳を6歩で歩く。全盲の女性が声に導かれ、静かに進む。

 入り口の畳には10センチほどのひもが結ばれ、それを左足で触り、位置を確かめる。中にもひもがある。茶わんも正面に文字が刻まれ、手で触って確認する。西村葉子さん(61)らボランティアが茶せんなどを手渡す。自分でたてたお茶を仲間に味わってもらう。

 小滝さんは1975年、同センターで朗読ボランティアを始めた。茶道の師匠だったことから「お茶を習いたい」との障害者の声を聞き、クラブをつくった。「最初はアイマスクをしてお点前(てまえ)を練習した。障害の程度や年齢に合わせ、作法にあまりこだわらないようにしている。みな勘がいい。ボランティアの協力もあり、長続きした」と振り返る。

 24歳から続ける全盲の長谷川リウ子さん(57)は「農家育ちで茶道は知らない世界だった。お茶のけいこで、季節の移り変わりを感じる。日常の感覚の訓練にも役立つ」と喜ぶ。4月に加入した新井豊三さん(60)も「心が落ち着く」。けいこは月2回、会費月500円。小滝さんは「4月にはサクラの下で野だてもした。元気なうちは続けたい」と張り切る。

毎日新聞 2010年5月20日 地方版