視覚障害者が周囲の障害物にぶつからないように、センサーで感知して知らせる「電子つえ」を岡安光博秋田県立大准教授(材料力学)が開発、20日、秋田市で開催中の全国盲人福祉大会でお披露目した。同大によると、顔の高さに突き出た障害物も感知できるつえは初めてという。
従来のつえは、足元の障害物や目印を手探りで判別するが、顔の高さにある看板や自動車のサイドミラーなどの突起物に気付かず、ぶつかるケースも多かった。
つえに超音波センサー2個を組み込み、前方約2メートル先の地面から顔の高さまでの障害物を感知、グリップなどが振動して知らせる仕組み。素材を工夫して、重さを従来のつえと同程度の約300グラムに抑えた。
この日は、約130人の視覚障害者がつえを体験。学生らが付き添い障害物を置いた約20メートルのコースを歩き効果を確かめた。大分県竹田市の鍼灸師羽田野敏子さん(60)は「トラックの荷台から突き出た木材などにぶつかった経験があり、顔の高さまで感知できると助かる」と笑顔を見せた。
2010/05/20 17:00 【共同通信
従来のつえは、足元の障害物や目印を手探りで判別するが、顔の高さにある看板や自動車のサイドミラーなどの突起物に気付かず、ぶつかるケースも多かった。
つえに超音波センサー2個を組み込み、前方約2メートル先の地面から顔の高さまでの障害物を感知、グリップなどが振動して知らせる仕組み。素材を工夫して、重さを従来のつえと同程度の約300グラムに抑えた。
この日は、約130人の視覚障害者がつえを体験。学生らが付き添い障害物を置いた約20メートルのコースを歩き効果を確かめた。大分県竹田市の鍼灸師羽田野敏子さん(60)は「トラックの荷台から突き出た木材などにぶつかった経験があり、顔の高さまで感知できると助かる」と笑顔を見せた。
2010/05/20 17:00 【共同通信