新潟市職員を横領容疑で告発
新潟市は13日、知的障害者の男性の貯金約105万円を勝手に引き出し、着服していたとして、同市西区役所健康福祉課、熊倉崇成副主査(36)を懲戒免職とした。全額を弁済したが、市は全容解明のため同日、新潟西署に横領容疑で告発した。
市の発表によると、熊倉副主査は、職務上知り合った、知的障害のある20歳代の男性の貯金通帳を、親族から2008年12月頃に預かり、金銭管理をしていた。少なくとも昨年2月から今年4月にかけて、10回以上にわたり、計105万円を引き出し、生活費や飲食代に充てていたとされる。
4月、男性が利用していた福祉サービス事業者が区役所に連絡し、熊倉副主査が男性の通帳を管理をしていたことが発覚。市で調査していた。
遠藤正人・市総務部長は「あってはならない極めて悪質な行為。被害者や市民、社会福祉に携わる皆様に多大な迷惑をかけたことを改めて深くおわびする」などのコメントを出した。
熊倉副主査は1993年に採用。2007年から西区役所健康福祉課に勤務していた。また、市は13日、管理責任を問い、西区役所健康福祉課長を訓告、同課長補佐、担当係長を文書による厳重注意処分とした。
(2010年5月14日 読売新聞)
新潟市は13日、知的障害者の男性の貯金約105万円を勝手に引き出し、着服していたとして、同市西区役所健康福祉課、熊倉崇成副主査(36)を懲戒免職とした。全額を弁済したが、市は全容解明のため同日、新潟西署に横領容疑で告発した。
市の発表によると、熊倉副主査は、職務上知り合った、知的障害のある20歳代の男性の貯金通帳を、親族から2008年12月頃に預かり、金銭管理をしていた。少なくとも昨年2月から今年4月にかけて、10回以上にわたり、計105万円を引き出し、生活費や飲食代に充てていたとされる。
4月、男性が利用していた福祉サービス事業者が区役所に連絡し、熊倉副主査が男性の通帳を管理をしていたことが発覚。市で調査していた。
遠藤正人・市総務部長は「あってはならない極めて悪質な行為。被害者や市民、社会福祉に携わる皆様に多大な迷惑をかけたことを改めて深くおわびする」などのコメントを出した。
熊倉副主査は1993年に採用。2007年から西区役所健康福祉課に勤務していた。また、市は13日、管理責任を問い、西区役所健康福祉課長を訓告、同課長補佐、担当係長を文書による厳重注意処分とした。
(2010年5月14日 読売新聞)