ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

当事者が集い、話す つばさの会で生駒さん

2017年05月25日 13時06分02秒 | 障害者の自立

 NPO法人和歌山市精神障害者家族会「つばさの会」(岡田道子理事長)の総会と公開講座が21日、同市吹上の市保健所で開かれ、和歌浦病院の生駒芳久副院長が「精神障害者と家族」をテーマに講演した。

 会員の他、市民ら約110人が参加。

全盲の精神科医として今も診療に当たる生駒さんは、網膜色素変性症を患い、大学卒業後、会社員や公務員を経て県立盲学校に通ったことなど、自身の体験を基に講演。視力が低下する中、30歳を過ぎて医師を目指した際には、「生活さえできればいい」と考える親の思いとの間に、相違があったと振り返った。

 自身の診察においては、当事者の思いに耳を傾けることを大切にしていると話し、「家族は当事者に比べて障害に対する見方や感じ方が違い、理解が異なることがある。それが双方の摩擦の原因になることもある」と指摘した。

 また、悩みや孤独を乗り越えるために重要なこととして、「集う」「話す」「笑う」の三つを紹介。話を聞き、黙ってうなずき、共感してくれることには言葉を超えたものがあるとし「家族会のように、心配なことや情けないようなことを話せる場があると、一人ぼっちではないと安心することができる」と話した。

 例えつらいときであっても、笑うことで気持ちがほぐれるとし、自身のウクレレ演奏に乗せ、会場の参加者と共に「上を向いて歩こう」を歌った。

 岡田理事長は「障害者でありながら、心を見つめる精神科医として診療を続ける生駒先生。当事者でないと分からない貴重なお話が聴けました。家族会としても、親として子どもの思いを十分に理解できるよう、質の向上に取り組んでいきたいです」と話していた。

ウクレレを演奏し、来場者と歌う生駒医師

17年05月23日    わかやま新報オンラインニュース


違和感

2017年05月25日 13時01分41秒 | 障害者の自立

 記事を書きながら別の言い方はないものかと毎回思う。「障害者」という言葉のこと。「障害のある人」「ハンデのある人」と言い換えてはみるが、特に字数が限られた見出しでは使わざるを得ない場合が多い。

 コミュニケーションが苦手で音に敏感という自閉症の女性を取材した際も思った。複数の仕事を経験したがうまくいかず、自分に合った仕事を見つけようと就労支援事業所に通っている。人は誰しも苦手はあるもの。私もそう。なのに彼女を「障害者」と呼ぶことで、自分との間に一線を引いてしまうことに違和感でいっぱいだった。

 障害のある人を雇用する男性経営者は取材に「障害はその人の全部ではなく一部」と話した。その実感を表すようないい言葉、どこかにないものか。

2017年5月24日    中日新聞


県産婦人科医会 障スポ大会へ寄付

2017年05月25日 12時51分31秒 | 障害者の自立

 愛媛国体に続き10月に開かれる全国障害者スポーツ大会(愛媛大会)に役立ててもらおうと、県産婦人科医会(池谷東彦会長)は23日、両大会の実行委員会が実施する「みきゃん募金」に100万円を寄付した。

 障害者施設や心身障害に関する研究などに助成している「日母(にちぼ)おぎゃー献金基金」から寄付。実行委によると、愛媛大会の運営経費として活用する。

 23日は池谷会長=写真左=が県庁で目録を贈呈。受け取った実行委会長の中村時広知事は「有効に活用して本番に臨みたい」と感謝状を手渡した。

 実行委によると、みきゃん募金には23日時点で約12億3800万円が寄せられている。

 

2017年5月24日(水)(愛媛新聞)


保護者支援の有効な手法「ペアレントトレーニング」をテーマに「第10回 LITALICO教育実践フォーラム」を開催

2017年05月25日 12時44分51秒 | 障害者の自立

500名の教育関係者とともに支援が必要な子どもの親への関わりを考える

福祉・行政機関などで子どもの支援に携わる方を対象にした「第10回 LITALICO教育実践フォーラム」を2017年7月23日(日)13:00~、立正大学品川キャンパス 石橋湛山記念講堂にて開催いたします。

 「LITALICO教育実践フォーラム」は、2012年の開始以来、特別支援教育を中心に学校全体で取り組むべき問題をテーマに講演やパネルディスカッションを行い、毎回多くの教育関係者の方にご参加いただいているイベントです。第10回目となる今回は「家族支援」とその中でも特に有効な支援策である「ペアレントトレーニング」をテーマに取り上げ、講演やパネルディスカッションを行います。過去最多となる500名の教育関係者に無料でご参加いただけます。

ペアレントレーニングとは、親がより良い子どもとの関わり方を身につけることで、日常の子育ての困り感を軽減できるよう支援する、行動療法に基づくプログラムです。このプログラムが発達に課題がある子どもの育児に好影響があることは科学的に認められており、国の施策にも家族支援の一環として推進が掲げられているものの、実施できている教育関係者はまだまだ多くありません。

今回のフォーラムでは参加者の方がペアレントトレーニングの有効性を認識し、実践につなげていただくことを目的に、基調講演では、家族支援研究の第一人者である立正大学心理学部教授の中田洋二郎先生に登壇いただき、「ペアレントトレーニングを実施するうえで支援者が理解しておくべきこと」等についてお話いただきます。また、ペアレントトレーニングを支援者が実践し、地域で定着させていくためにどのような工夫や配慮が必要になるか、実際に受講した保護者の方の声もいただきながら参加者の皆様と考えるパネルディスカッションも開催いたします。

【 第10回 LITALICO教育実践フォーラム 概要 】
■日時
2017年7月23日(日) 13:00~17:50(受付開始12:30)

■会場
立正大学 品川キャンパス  石橋湛山記念講堂(東京都品川区大崎4-2-16)
※JR「大崎駅」・「五反田駅」より徒歩5分、東急池上線「大崎広小路駅」より徒歩1分

■スケジュール・登壇者
13:00~ 開会挨拶・LITALICOの家族支援について
 株式会社LITALICO執行役員 野口晃菜
13:20~ ペアレントトレーニングの有効性に関する研究報告
 LITALICO研究所 研究員 村瀬裕美
13:40~ 基調講演 「親支援とペアレントトレーニング」
 立正大学 心理学部 教授 中田洋二郎先生
15:40~ 質疑応答・休憩
15:55~ パネルディスカッション 「ペアレントトレーニングが地域に広まり定着するためには」
 【コーディネーター】 鳥取大学大学院教授 LITALICO研究所所長(アドバイザー) 井上雅彦先生
 【パネリスト】 まめの木クリニック 臨床心理士 庄司敦子先生
 【メインコメンテーター】 中田洋二郎先生
 【コメンテーター】ペアレントトレーニング受講経験をお持ちの保護者2名
17:35~ 質疑応答、閉会挨拶

■対象
小学校~高等学校、幼稚園、保育施設の職員、スクールカウンセラー、
医療・福祉・行政機関などで子どもの教育や支援に携わる方

■定員 500名

■参加費 無料(事前申込制)

■お申込み・お問い合わせ
・参加希望の方は下記URLの応募フォームからお申し込みください
https://junior.litalico.jp/partner/event/forum2017 (7月22日13:00締切)
・お問い合わせ先:
TEL:090-2930-0889 (地域教育相談室 岡野)

■主催 株式会社LITALICO (ソーシャルスキル&学習教室LITALICOジュニア)

 <基調講演・パネルディスカッション登壇者 プロフィール>
・中田 洋二郎先生 (立正大学心理学部教授)
専門は発達臨床心理学、発達障害の家族支援。東京都立の知的障害児通園施設の心理判定員を務めた後、国立精神・神経センター精神保健研究所 思春期精神保健研究室長、福島大学大学院教育学研究科教授を経て現職。臨床心理士。

 ・井上 雅彦先生 (鳥取大学大学院教授/LITALICO研究所所長(アドバイザー))
応用行動分析学を理論的基盤として障害や不適応状態について「環境」と「個人」両方向からの心理的支援や教育を研究。ペアレント・トレーニングシステムなどの支援プログラムの開発をはじめ、著書も多数。

・庄司 敦子先生 (まめの木クリニック/臨床心理士)
東北福祉大学 社会福祉学部 福祉心理学科卒業。国立精神・神経センター 精神保健研究所 児童・思春期精神保健部研究生、流動研究員を経て現職。共著書『子どもの「困った行動」はお母さん次第で変えられる!―子育てが楽しく楽になるペアレント・トレーニング』(2014年、PHP研究所)

・井田 美沙子 (株式会社LITALICO ペアレントサポートグループ ファシリテーター/臨床心理士)
鳥取大学大学院医学系研究科にて臨床心理学を専攻、保護者支援を専門に学び、ペアレントトレーニング・カウンセリング業務・強度行動障害支援研修に携わる。LITALICOジュニア池袋教室の指導員を経て、現在は保護者向けプログラム(児童期・思春期)の作成・研修・実施を担当。

【LITALICOについて】
LITALICOは、「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、就労支援サービス「LITALICOワークス」、ソーシャルスキル&学習教室「LITALICOジュニア」、IT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」を展開、障害のある方を中心に幼児期の教育から就労支援までのワンストップサービスを提供しています。また、子育て情報メディア「Conobie」や発達障害のある子どもの家族のためのポータルサイト「LITALICO発達ナビ」など、インターネットを通した情報発信に関する事業も行っています。2016年3月に東証マザーズに上場、2017年3月に東証一部に市場変更しました。詳細はhttp://litalico.co.jp/ をご覧ください。
 
株式会社LITALICO    2017年5月23日

もったいない精神で25年 アルミ缶リサイクル

2017年05月25日 10時55分45秒 | 障害者の自立

 アルミ缶を集めてさまざまな活動をする、中津市などの女性有志でつくる「四ツ葉の会」(池口澄子会長、8人)が25周年を迎えた。集めた空き缶の量は累計約50トン。回収による益金を物資の寄贈や福祉交流などに充て、多くの人を喜ばせている。

 会は1993年、中津や宇佐両市の4人で結成した。きっかけは「もったいない精神」。発足当時はリサイクルの意識がまだ低く、自治体もごみを細かく分別していない時期。「再生資源を集めよう。換金で自分たちらしい活動をしよう」と取り組み始めた。
 メンバーそれぞれが近所や知人などに声を掛けてアルミ缶を回収。集荷したものを定期的に産廃・リサイクル業者に渡している。夏は多くなり、冬は減少気味になるという。
 益金を基にした活動は「今、必要なこと」を考えて企画している。これまで市社協や福祉施設に電動ベッドや車椅子、卓球台を贈呈。新潟県中越地震、市内耶馬渓町の豪雨など災害時にはTシャツや手作り枕、蚊取り線香などを届けた。障害者グループと交流会を開き、「かまぼこ板の絵展覧会」の中心メンバーにもなった。
 今回、活動25年の記念として市に「車椅子自転車」1台(7万円相当)を贈る。同自転車は2人乗りのタンデム車で前方部分が車椅子になっているもの。
 メンバーは70代で高齢化が進むが、池口会長は「換金額は大きなものではないが、こつこつ取り組みたい。これからも楽しみながら30周年を目指します」と生き生きとした表情を見せた。

「楽しみながら取り組んでます」。アルミ缶を積み込む作業をする池口会長(右端)やメンバー

「楽しみながら取り組んでます」。アルミ缶を積み込む作業をする池口会長(右端)やメンバー

※この記事は、5月24日大分合同新聞朝刊12ページに掲載されています。