中央省庁で働く新人のキャリア官僚5人が29日から、野球の独立リーグ・四国アイランドリーグplus(IL、高松市)で研修を受ける。5日間にわたり、少年野球教室の運営を学んだり、商店街やスポンサーの企業を訪問したりして地方創生のあり方を考える。
人事院が1997年度に始めた初任行政研修の一つ。全国の自治体のほか、東日本大震災からの復興や障害者支援などに取り組む民間団体、介護施設などで計約5週間、研修を受け、国民目線の行政を学ぶ。
今年度は総合職で採用された計約630人が受講。このうち、総務省や厚生労働省などの男女5人のカリキュラムに地域振興をテーマとして四国ILが初めて組み込まれた。