ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害ある姉に食事与えず衰弱死させた疑い 夫婦を逮捕

2017年07月08日 03時37分10秒 | 障害者の自立

知的障害がある50歳の姉に食事をほとんど与えず衰弱させて死亡させたとして、群馬県安中市の30代の夫婦が保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されました。調べに対し、いずれも容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、群馬県安中市の佐藤正夫容疑者(30)と、妻の恵美容疑者(31)です。

警察などによりますと、2人は、ことし2月、自宅で同居していた知的障害があって介助が必要な恵美容疑者の姉の萩原里美さん(50)に、食事をほとんど与えず衰弱させて死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いが持たれています。

ことし2月、恵美容疑者から「姉が冷たくなっている」という通報が消防にあり、萩原さんが低体温症で死亡しているのが見つかったということです。

調べに対し、佐藤容疑者は「やるべきことはやった」と、恵美容疑者は「一部違うところがある」と、いずれも容疑を否認しているということです。

7月6日   NHK


睡眠障害、アルツハイマー引き起こす要因か 米研究

2017年07月08日 03時26分46秒 | 障害者の自立

(CNN) 睡眠の質が悪いと脳内に老廃物や病変タンパク質が蓄積し、アルツハイマー病を引き起こす原因になる可能性があるという研究結果が、このほど米神経学会誌に発表された。十分な睡眠が取れずにいる人は、米国の人口の約3分の1、世界では45%に上っている。

今回の研究は米ウィスコンシン・アルツハイマー病研究センターなどの研究チームが実施。認知症状のない健康な大人101人(平均年齢63歳)の脊髄(せきずい)液を調べて、睡眠の質と、アルツハイマー病に関連するさまざまなタンパク質との関係を調査した。

その結果、睡眠障害を訴える人ほど、タウ・タンパク質の病変や脳細胞の損傷および炎症の形跡が見られることが判明した。タウ・タンパク質は細胞の安定や構造を支えるタンパク質で、最近の研究では病変したタウ・タンパク質の蓄積が、アルツハイマー病進行の兆候である可能性が指摘されている。

論文共著者のバーバラ・ベンドリン氏は今回の研究結果について、「睡眠障害はアルツハイマーに関連したタンパク質が脳内で蓄積される原因になり得る、という考え方に沿っている」と解説。「認知的には健康な、中年に近い人にもそうした影響があることが分かった」と指摘する。

そうしたリスクがある人のアルツハイマー病発症を5年間遅らせるだけで、今後30年の間にアルツハイマー病の患者を570万人減らし、医療費は3670億ドル(約41兆円)削減できるとも同氏は指摘した。

睡眠と認知の関係を調べているワシントン大学の研究者は今回の研究について、「夜間の睡眠障害だけでなく、日中に感じる眠気も、アルツハイマー病の初期症状と関係があることが判明した」と話し、「今回の研究では全般的に、初期のアルツハイマー病と睡眠障害との関係が確認された」としている。

マサチューセッツ総合病院のルドルフ・タンジ医師も、「脳を健康に機能させるためには少なくとも7~8時間の睡眠が欠かせない」「脳は最も深い睡眠の間に、アルツハイマー病の引き金となる老廃物などの有毒物質を除去する。これは今回の研究結果と一致している」と指摘した。

ただしベンドリン氏は「睡眠障害を経験している誰もが、アルツハイマー病に起因する認知症発症の心配をしなければならないわけではない」と強調。

まだ明らかな因果関係が確認されたわけではないと話している。

CNN Japan     2017.07.06


障害者施設で社員研修 できることを伸ばす

2017年07月08日 03時16分02秒 | 障害者の自立

人材育成の原点 「ふくしごと」の提唱

 ●人間は多様だから、接し方もそれぞれ

 面白い社員研修を見た。障害者施設を視察して障害者と接することで、多様性を学び、新しい価値観を持った人材を育てる。福祉とビジネスの融合を目指す会社「ふくしごと」(福岡市博多区)が、そんな新しい形の人材開発研修を企業などに提案し、好評を博しているという。

 6月下旬、福岡市南区の障害福祉サービス事業所「工房まる」。絵画や陶芸、木工に励む障害者の姿を、JR九州(同市)の女性社員9人が見つめる。時折、声を掛けては談笑し、障害者と支援員とのやりとりにも耳を傾ける。この間、みっちり1時間半。

 熊本や大分などJR九州の主要駅で働くチーフリーダーの研修の一こまだ。まるに通う身体・知的・精神とさまざまな障害がある人たちと接した後は、施設長の吉田修一さん(46)、NPO法人「まる」代表理事でふくしごと副社長でもある樋口龍二さん(43)に、疑問や感想をぶつけた。

 「皆さんが生き生きと楽しそうに作業しているのに驚いた」「人と話すことや会うことが苦手だという通所者には、どう接しているのか」「障害や特性が一人一人違うが、どうやって会話を引き出すのか」…。参加者から質問があふれる。吉田さんたちは「時間はかかっても、一人一人に合った手だてを用意する」「先に商品ありきではなく、その人ができることから商品や工程を考えている」「まず人間対人間の関係を築く」などと、明快に答えていく。

 熊本駅勤務の高木菜美さん(29)は「『どうしてできないの?』と後輩を指導してきたが、得意なことやできることを伸ばすという視点を得られた」。大分駅勤務の大塚美由紀さん(34)は「個人ができることから仕事をつくっていくというアプローチは新鮮。今後の仕事に生かしたい」と話した。

 障害者施設を活用したふくしごとの研修は2015年に始まった。九州の企業・自治体の幹部候補生が参加するNPO法人「九州・アジア経営塾」(KAIL)の次世代ビジネスリーダー養成講座では15~16年、プログラムの一つに採用。今年は、JR九州や福岡経済同友会なども研修に取り入れている。

 JR九州は、KAILの研修に参加した営業部担当部長(現人事部長)の三浦基路さん(47)が「障害の捉え方など、企業人として視野を広げるきっかけになった」と、自社の研修に組み込んだ。

 そもそも、ふくしごとは15年2月、九州に約5400あるとされる障害者施設が手掛ける商品を発掘し、流通させることで、障害者の自立につなげようと設立された。建築・設計、デザイン、福祉などのプロ5人が取締役を務める。

 活動の中で、障害者施設が日常的に行う「できることを支援して伸ばす」という視点と技術が一般企業の人材育成に生かせると気付いた。研修では、実際に施設に足を運んでもらい、樋口さんや社長の橋爪大輔さん(48)が気付きを促す。参加者は障害者との接し方はもちろん、「待つことを覚えた」「部下が失敗したとき、何か理由があったのかもしれないと話し合ってみた」など、同僚や部下とのコミュニケーションを省みる人が多いそうだ。

 橋爪さんは「障害者や障害者施設自身も気付いていない価値を、形にして社会に発信したい。それが障害者の抱える課題だけでなく、社会の何かを変える可能性を感じる」と言う。確かに、ふくしごとの研修は、障害者への理解を深める上、その人らしく働くとはどういうことか、それぞれの働き方を振り返る機会になる。橋爪さんの言う「可能性」の一端が見えた。

障害者施設で社員研修 できることを伸ばす - 人材育成の原点 「ふくしごと」の提唱   

 「工房まる」で障害者と接して研修するJR九州の社員たち

=2017/07/06付 西日本新聞朝刊=


相模原市 障害者殺傷事件の施設 初めて公開

2017年07月08日 03時06分34秒 | 障害者の自立

去年7月、相模原市の知的障害者施設で、入所者19人が殺害され、27人が重軽傷を負った事件からまもなく1年となるのを前に、現場となった施設が初めて報道陣に公開され、施設には、衣服をしまっていたタンスや、飾りつけが今も残されていて、犠牲になった人たちの暮らしの名残をかいま見ることができました。

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去年7月26日、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者が次々に刃物で刺され、19人が殺害され、27人が重軽傷を負った事件では、元職員の植松聖被告(27)が逮捕され、ことし2月、殺人などの罪で起訴されています。

事件からまもなく1年となるのを前に、6日現場となった施設が初めて報道陣に公開されました。

施設は2階建てで、男女に分かれて生活する「ホーム」と呼ばれる8つの区画があり、当時、施設には150人余りが暮らしていましたが、事件のあと全員が別の施設などに移り、現在は閉鎖された状態になっています。

これまでの調べで、植松被告は、東棟1階の部屋の窓をハンマーで割って侵入したあと、職員を結束バンドで縛って動けなくするなどして、施設内を移動しながら、次々に入所者を襲っていったということです。

現在、部屋や廊下は清掃が行われ、事件の痕跡は残っていないほか、ベッドや家具、それに入所者の荷物なども片づけられていました。

それでも部屋に備え付けられたタンスには、「トレーナー」や「シャツ」などと書かれたシールが貼られたままのものもあり、入所者の洋服などがしまわれていたと見られます。

また、廊下の壁には、職員がつけたと見られるハート型の飾りつけの一部などが今も残っていて、犠牲になった人たちの暮らしの名残をかいま見ることができました。

植松被告は、現在、拘置所に勾留されていて、平成に入って最悪の犠牲となった事件は、裁判員裁判に向けて準備が進められています。

今も傷痕残る被害者

入所者の中には、事件で大きな傷を負い、今も苦しむ人もいます。

当時、西棟の2階、「いぶきホーム」にいた尾野一矢さん(44)です。

尾野さんは、同じ部屋で別の入所者と暮らしていたところ、2人とも襲われ、尾野さんは首や腹などを切られて一時、意識不明となりました。

同じ部屋の男性は亡くなりました。尾野さんは、その後、意識を回復し、今は別の施設で生活しています。

尾野さんの両親は、毎週、手作りの昼食を持って施設を訪れ、息子の回復を見守っています。

しかし、首や手には今も傷痕が残っていて、5日もてんかんの発作を起こしました。

父親の剛志さん(73)と、母親のチキ子さん(75)は、みずからも高齢のため、事件のあと体力が衰え、精神的にも不安定な息子の状況に不安が消えないといいます。

父親の剛志さんは、「息子の心の中に事件の何かが残っているような感じがして切ないです。事件のことを考えると、本当につらいです」と話していました。

また、母親のチキ子さんは、事件からまもなく1年となることについて、「ずっと息子がどうしたらよくなってくれるのか、そればかり考えてきました。まだ、全く安心できないです」と話していました。

生活が一変 不安定な状態続く男性も

今回の事件で負傷はしなかったものの、事件の影響で生活が一変し、不安定な状態が続いている入所者もいます。

当時、西棟の1階、「みのりホーム」にいた中塚憲仁さん(47)です。

このホームでは7人が襲われましたが、中塚さんの部屋は侵入されず、被害を免れました。父親の清さん(75)は、当時、連絡を受けて、施設に駆けつけ、施設内の食堂に避難していた息子に会うことができました。

清さんは、そのときの混乱した施設の様子は今も忘れられないといいます。

清さんは「みんな家族の安否を確認していて、泣いている親もいれば、パニック状態になっている親もいて、大変な状況でした」と話していました。

事件のあと中塚さんは、ほかの部屋に移る場所がなく、しばらくの間、元の部屋で生活していました。

今は別の施設に移りましたが、父親から見て、息子は今も落ち着かず、不安定な状態が続いていると感じるといいます。

清さんは「息子たちはもちろんのこと、親もいろいろなことで大変な思いをしていて、全員が被害者で、決して許せないです。もう元に戻すことはできませんが、早く以前のようにみんなで暮らせる場所を作ってほしいです」と話していました。

施設内での被告の行動

施設内での被告の行動
 

植松聖被告(27)は、去年7月26日の午前1時半すぎ、施設近くに車で乗りつけました。車からバッグを取り出し、歩いて施設に向かう様子が近くに設置されていた防犯カメラに残っていました。

(侵入)
捜査関係者への取材や起訴状などによりますと、植松被告は、施設の東側に回り込み、鍵のかかっていなかった通用口の門を開けて、駐車場を横切り、建物に近づいたということです。施設は2階建てで、男女に分かれて生活する「ホーム」と呼ばれる8つの区画があり、当時、入所者150人余りが暮らしていました。

(はなホーム)
植松被告が最初に侵入したのは、東棟1階にある女性ばかりが暮らしていた「はなホーム」です。部屋の窓ガラスをハンマーで割って侵入し、部屋にいた入所者の女性が殺害されました。植松被告は、その後、しばらく隠れていましたが、夜勤の職員が来たところ、刃物を持って「騒いだら殺す」などと脅したといいます。そして結束バンドで職員の手首を縛って連れ回し、入所者が寝ている部屋の前で意思の疎通ができる入所者かどうか確認し、次々に襲いかかったということです。このホームでは、合わせて5人が殺害されました。さらに、身動きができないように職員を廊下の手すりに縛りつけ、ホームごとに区切られているドアを開けるための鍵を奪ったということです。

(にじホーム)
次に隣接する東棟1階の「にじホーム」に侵入します。ここでも別の職員が拘束され、入所者5人が殺害されました。

(つばさホーム)
施設の敷地内に入ってから30分余り。植松被告は廊下を通って東棟から西棟に移動します。この様子は、設置されていた防犯カメラに写っていました。そして西棟1階の「つばさホーム」に侵入、2人が殺害されました。

(みのりホーム)
さらに隣接する「みのりホーム」に移動します。ここでも職員の男性に刃物を突きつけ、「早くしろ、こっちに来い」などと脅し、結束バンドで縛って連れ回しました。一命はとりとめましたが、7人が襲われました。

(いぶきホーム)
そして西棟2階にある「いぶきホーム」に階段を使って移動しました。ここでは4人が殺害されました。

(すばるホーム)
そして、6つの目の「すばるホーム」では、3人が殺害されました。しかし、ここでは、職員が部屋に逃げ込んだことで、その後の被害を免れました。植松被告は、職員が逃げ込んだ部屋のドアを開けようとしましたが開けられませんでした。「警察に通報されてしまうと思った」と供述している植松被告は、残り2つのホームへの侵入を諦め、施設正面にある管理棟の通用口から逃走したと見られています。植松被告は、1時間余りの間に入所者と職員合わせて46人を次々に襲い、19人が殺害され、27人が重軽傷を負いました。
 
7月6日    NHK

»都営地下鉄駅員が盲導犬連れた視覚障害者の案内方法学ぶ訓練

2017年07月08日 03時00分17秒 | 障害者の自立

都営地下鉄の駅員が、盲導犬を連れた視覚障害者の案内方法を学ぶ訓練を行いました。

 6日の訓練は、駅員が実際の駅で案内方法を学び、視覚障害者により安全に駅を利用してもらおうと、都営地下鉄では初めて行われたものです。駅員たちは、アイマスクを付けて盲導犬に誘導されて歩く視覚障害者がどんな不安を感じるのか体験しました。また、ホームでは実際の電車を使い、盲導犬を連れた視覚障害者にドアの位置を案内する際の声のかけ方について指導を受けました。

  「右の後方からお客様に対して説明しないと、お客様の方向感覚を見失ってしまうというふうなポイントですとか、そういったことが中々わからなくて、普段の感覚で対応していた部分が見受けられたので、他の駅も含めて全駅で展開して、盲導犬のユーザーの方に対して、適切に対応できるようにしたいと考えている」(東京都交通局 西崎晃営業課長)

  都営地下鉄では、2011年度からの5年間で視覚障害者のホームからの転落が8件起きていて、駅員による声かけや誘導など、ソフト面の対策を今後も強化していきたいとしています。

TBS News   07/07