相模原市の障害者施設で入所者19人が殺害された事件から1年になるのを前に、鹿児島市川上町の社会福祉法人麦の芽福祉会「夢のまち」で12日、「相模原事件が問いかけるもの」をテーマにした集会があった。参加者からは「障害者は不幸ではない」「(人は)ありのままでいい」などの声が上がった。
麦の芽福祉会教育研修センターが主催。障害者やその家族、施設職員ら約40人が参加し、事件についての思いを発表。脳性まひがある朝倉真由美さん(38)は、事件後に施設の安全性向上を求める声が上がったことに、「自由に外出や外泊ができなくなり、友人が来た時も名前を記入したりしないといけなくなる。プライバシーがなくなる」と疑問を呈した
事件について話し合う参加者
毎日新聞 2017年7月14日