女子200メートル(視覚障害T13)で、初出場の佐々木真菜(19=東邦銀行)が26秒36のアジア新記録で5位に食い込んだ。好スタートからトップスピードに乗り、終盤もリズミカルに腕を振るフォームは崩れなかった。

 ロンドンでも絶好調だ。「練習から姿勢に注意していました。その成果が出たのかな」と振り返ったのはスタート。両腕にできるだけ重心をかけ、より低く前に飛び出した。「50メートルぐらいまで全力で行って、残りは維持するだけ」というプラン通りのレースで、今月1日の関東選手権でマークした20秒60を上回った。今季、400メートルを含めた日本、アジア記録更新は6度目になる。

 19日にはメイン種目の400メートルが控えている。目標タイムは59秒50。「初めての世界選手権でこんなに声援が聞こえるとは思いませんでした。ベストが出せるように頑張りたい」。レコードガールの言葉が弾んだ。

初出場の佐々木真菜200mアジア新 世界パラ陸上 

5位になった佐々木真菜(共同)

[2017年7月17日   日刊スポーツ ]