ゴエモンのつぶやき

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平成30年4月1日より障害者雇用率引き上げ(厚生労働省)

2017年07月09日 14時29分59秒 | 障害者の自立

 平成30年4月より精神障害者の雇用が義務化され、障害者雇用率の算定基礎に精神障害者が加わること等の事情を踏まえ、「障害者雇用の促進等に関する法律施行令(昭和35年政令第292号)」等が改正された。当該施行令については平成30年4月1日から施行される。

 <主な改正内容>

◯  民間事業者における障害者雇用率は2.3%へ

※   現在の法定雇用率は2.0%

 ◯  経過措置として、当分の間は、民間事業者における障害者雇用率は2.2%

※   この経過措置は施行の日(平成30年4月1日)より3年を経過する前までに廃止され、以降は2.3%が適用される

 ◯  障害者の雇用状況報告義務を負う事業主範囲の変更

※   現在は常時雇用する労働者数が50人以上の民間事業主が対象

・  経過措置適用期間:常時雇用する労働者数が46人以上の民間事業主が対象

・  経過措置廃止後: 常時雇用する労働者数が44人以上の民間事業主が対象

 ◯  障害者の雇用状況報告義務のある事業主に求められること

(i)     毎年6月1日時点の障害者雇用状況をハローワークに報告

(ii)    障害者雇用推進者を選任する努力義務

 (注)次の点については変更なし

◯  障害者雇用納付金および障害者雇用調整金の額には変更はない。

◯  障害者雇用納付金の支払い義務の発生する事業主の範囲については変更なし。(常時雇用する労働者数が100人超の事業主)

 詳細については、厚生労働省Webサイトを参照

(リーフレット)

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/20170630press1_1.pdf

(障害者雇用に関する事業主向けの情報)

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/shisaku/jigyounushi/index.html

2017年7月 7日    日本商工会議所


障害者差別解消の対応要領 県内市町村策定2割にとどまる

2017年07月09日 14時26分17秒 | 障害者の自立

 障害者差別解消法で自治体の努力義務とされている障害者の「対応要領」を策定した県内の市町村は、4月1日時点で13市町村と全体の2割程度にとどまる。7日、福島市で開いた県自立支援協議会障がい者差別解消支援部会で県が示した。
 昨年4月に施行された同法は、障害を理由とするサービスの拒否や制限を禁じている。要領は職員が障害者と接する際の手引きとの位置付け。行政職員による不当な差別を防ぐため、窓口や電話などでの適切な応対などを盛り込む。
 県は法の趣旨に関する認識の不足や業務の多忙さが低調さの要因とみて、障害者福祉の担当者を集めた研修会や文書による通知を通じて取り組みを促している。県障がい福祉課は「国が公表している策定モデルなどを参考に、できるだけ早く策定してほしい」としている。
 策定済みの13市町村は福島、会津若松、郡山、いわき、須賀川、二本松、田村、伊達、会津美里、小野、大玉、北塩原、川内。未策定の46市町村のうち、9市町村は策定時期を今年度内、5市町村は来年度以降としている。未定は32市町村。
 7日の会議では、障害者の差別解消に向けたフォーラムを県男女共生センター(二本松)で開くことも報告された。主催する内閣府と共催する県が11月から来年2月の間で開催日を調整している。
 有識者による講演や障害のある当事者や支援団体、民間企業などの代表者によるパネル討論、事例発表などを予定している。
 県が3~4月に県民から募集した障害者への差別的事例や配慮の好事例が紹介された。

( 2017/07/08    福島民報


聴覚障害者が救助訓練 高津の手話サークルが多摩川で

2017年07月09日 14時11分03秒 | 障害者の自立

 川崎市高津区で活動する手話サークル「さくらんぼ」の会員たちが七日、同区で高津署や高津消防署の署員と水難救助訓練を行った。サークルのメンバーは、聴覚に障害のある人や手話を学ぶ人たちで、県警のメール一一〇番システムを使うなどして万一の場合に備えた。 (山本哲正)

 訓練は、多摩川でおぼれている人を会員が見つけたとの想定で、二子橋の近くで行われた。

 メール一一〇番システムは、言語や聴覚に障害がある人などに利用してもらうためのもの。会員たちはスマートフォンでメール一一〇番の画面を開き、「事件ですか?事故ですか?」「何がありましたか?」といった質問に対して答えを打ち込む練習をした。

 高津署によると、メール一一〇番は二〇〇三年から運用が始まった。実際の利用は県内で昨年一年間に二百五十九件。今年は五月末までに百四件だった。同署は「まだ、どう通報したらよいか知らない聴覚障害者たちもいる。システムがあることや、使い方を知らせたい」と、今回の訓練の狙いを説明した。

 訓練に参加しメール一一〇番を初めて知ったという七十代の女性は、聴覚に障害がある。「慌ててしまい、難しかった。実際に事故現場に居合わせると、もっと慌てるかもしれない」と心配そうな表情を見せたが「それでも訓練できて良かった」。

 会員は通報訓練の後、到着した警察官らに筆談で「おぼれた人は何歳ぐらいの人か?」「男性か女性か?」などと質問され、答えた。また、自動体外式除細動器(AED)の使用や、おぼれた人に向けて岸から浮輪を投げる体験もした。高津署は「今後も要望があれば、聴覚障害者の人たちが参加できる訓練の機会を設けたい」と話した。

駆けつけた警察官に筆談で情報を伝える手話サークルの会員(手前右)ら

2017年7月8日   東京新聞


精神障害者の生活費 余剰分を返金せず流用 福岡

2017年07月09日 14時04分09秒 | 障害者の自立

 福岡県行橋市社会福祉法人みぎわ会(吉田允珍(まさよし)理事長)が運営するグループホーム「泉荘」で、精神障害の利用者から預かった生活費の一部を精算後も返金せずに内部で留保し、施設の改修費などに充てていたことが、みぎわ会などへの取材でわかった。留保金は4年間で計131万円に上り、会計上は全額返金したように装っていた。

 みぎわ会などによると、泉荘では共同生活をしている利用者から食費や水道光熱費などの生活費を1人あたり月5万円ずつ集め、翌年度に精算してきた。精算後の残金は利用者に通常は返すが、2012年度から4年間は一部を返金せずに内部で留保。このうち少なくとも70万円ほどを、施設の壁紙貼り替えの改修費、洗濯機やテレビの購入費などに使っていたという。

 市は1月の監査でこれらの不正を確認。5月に社会福祉法に基づく改善措置勧告をみぎわ会に出した。

 みぎわ会は流用について「施設のお金がピンチになっていた」と説明。未返還の生活費については6月以降、二十数人の利用者や家族に返しているという。職員2人を減給と降格、施設長と吉田理事長を1日付で減給の処分にした。

 吉田理事長は取材に「留保金はあってはならないこと。監査で知って返金を指示し、利用者の家族におわびした」と話している。

2017年7月7日   朝日新聞


陛下、化学メーカーをご視察 視覚障害者励まされた皇后さま

2017年07月09日 13時40分51秒 | 障害者の自立

 天皇、皇后両陛下は7日、九州北部を襲った豪雨により、死傷者が出るなどの被害が生じたことへの見舞いと、災害対策に携わる関係者へのねぎらいの気持ちを河相周夫侍従長を通じ、福岡、大分両県知事に伝えられた。昨年4月の熊本地震からの復旧・復興の最中にある熊本県でも被害が出ていることに心を痛められているという。

 また同日、8日に予定されていた秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまと国際基督教大(ICU)時代の同級生、小室圭さんとのご婚約内定発表の延期が決まった。宮内庁によると、お二人が豪雨被害を憂慮して延期を望まれ、両陛下、秋篠宮ご夫妻もお二人の気持ちを尊重して了承された。

 天皇陛下は7日、日本で初めて合成ゴムの国産化に成功した化学メーカー「日本ゼオン」(本社・東京)の川崎工場(川崎市)と同じ敷地内の研究施設を視察された。同社ではゴムのほか、スマートフォンや液晶テレビのディスプレーで使われる光学フィルムを独自製法で生産している。

 宮内庁によると、陛下は皇太子時代から都内近郊を中心に国の研究機関や民間企業など最先端技術の現場を訪れ、職員らを慰労されてきた。

 陛下は帽子をかぶって工場内を見て回り、フィルムの材料となる粒状の樹脂の説明を受けて「ガラスよりも実用的なんですか」と熱心にご質問。樹脂を薄く伸ばす工程では「伸ばすと透明になるわけですね」と話しながら、興味深そうにご覧になった。視察後は若手社員8人と懇談する機会も設けられた。

 皇后さまは1日、日本点字図書館(東京都新宿区)で、点字楽譜利用連絡会(点譜連)の集いに参加された。点譜連代表で全盲のバイオリニスト、和波孝禧(たかよし)さんが司会を務め、いずれも視覚障害者のフルート奏者、綱川泰典さんと、東京音楽大1年でホルン奏者の坂田優咲さんが語る点譜との出会いや演奏の苦労話に耳を傾けられた。

 宮内庁によると、皇后さまはご成婚直後から点字の普及に心を砕き、関係者と交流を重ねられてきた。その中で、点譜の制作がボランティアに頼っていることを知り、視覚障害のある音楽家の間で点譜が共有されることを願ってご下賜金を送られた。これを元に平成17年に点譜連が創設され、現在は点譜のデータベース化などに取り組んでいる。

 この日は綱川さんと坂田さんによる合奏も披露され、皇后さまは2人の手を握り、耳元に顔を寄せて「とても良い音色でした」と励まされた。和波さんによると、演奏されたドップラーの「リギの思い出」を気に入り、「良い曲でしたね。楽譜は手に入るかしら」と尋ねられたという。

 和波さんは皇后さまを見送った後、「皇后さまが音楽や視覚障害者に関心を持ち、見守ることで活動を支えてくださっている。今日のご訪問でたくさんのエネルギーをいただいた。もう少し頑張らなければ」と感謝していた。

 点譜連の集いに参加するため会場に到着し、日本点字図書館の長岡英司館長らの出迎えを受けられる皇后さま=1日、東京都新宿区

点譜連の集いに参加するため会場に到着し、日本点字図書館の長岡英司館長らの出迎えを受けられる皇后さま

 皇太子さまは2日、学習院目白キャンパス(東京都豊島区)の学習院創立百周年記念会館を訪れ、学習院OB管弦楽団の定期演奏会にご出演。後半のベルリオーズ作曲の「幻想交響曲」にビオラで参加し、演奏後に指揮者の三石精一さんから花束を受け取り、拍手に応えられた。前半は客席から鑑賞された。

 高円宮妃久子さまは5日、日本との国交樹立60周年を記念した行事に出席するため、アイルランドに向かわれた。途中、親交があるアンリ大公夫妻の招待でルクセンブルクに立ち寄られた。アイルランドでは、記念行事の一環で修復された絵巻物などを鑑賞し、11日に帰国される。

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 【皇室ウイークリー】は毎週土曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、病気療養中の雅子さまのご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

 また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している扶桑社の季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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