春とはいえ 未だ三月半ば
我が家の犬と散歩していると
空き地の原っぱで
ある男が横たわっていた
倒れてはいないかと
そっと顔を覗き込むと
その男は ぐっすりと寝込んでいた
時々出あうその男は
私とそんなに変わらない
シニア入り口の男
風邪を引きはしないかと
要らぬ心配しながら
男の顔をちらっと眺めれば
それはそれは幸せそうで…
命のほかに捨てるものはない
という顔をしてすやすやと寝ている
私は もう要らないもの沢山背負い
でも なかなか捨てきれず
この歳になっても まだ後生大事に
未練がましくも抱え込んでいる
少しでも 背の荷を
この原っぱに ぽいっと放り投げれば
どんなにか私の気は楽になることだろう
PS 2007.3 草稿 4.25 カキコ&改稿
我が家の犬と散歩していると
空き地の原っぱで
ある男が横たわっていた
倒れてはいないかと
そっと顔を覗き込むと
その男は ぐっすりと寝込んでいた
時々出あうその男は
私とそんなに変わらない
シニア入り口の男
風邪を引きはしないかと
要らぬ心配しながら
男の顔をちらっと眺めれば
それはそれは幸せそうで…
命のほかに捨てるものはない
という顔をしてすやすやと寝ている
私は もう要らないもの沢山背負い
でも なかなか捨てきれず
この歳になっても まだ後生大事に
未練がましくも抱え込んでいる
少しでも 背の荷を
この原っぱに ぽいっと放り投げれば
どんなにか私の気は楽になることだろう
PS 2007.3 草稿 4.25 カキコ&改稿