ヒトであることの光と影

Takumi（匠）がiPodのイヤーフォンから流れる
R.クレイダーマンのLargo　も聞こえて来る

ああ　この世に　
なぜこんな魂揺すぶられるような曲があるのか
ぼくは　メロディーに身を任せて陶然とする…

だけど　帰ってTVのスイッチを入れれば
今日もまた　事故やトラブル　人をあやめたり
人を騙したり　国と国がいがみ合ったり
もうたくさんというニュースが　
ぼくの居間に　勝手に流れ込んでくる

今夜　家内は夜勤　
ぼくは　独りで夕飯をもさももさ食べる

ヒトであることの光と影が
うっすらと脳裏に浮かぶ

綺麗な絵や音楽　そして物語
それから　心に残る美しい出来事
この光は間違いなく私たち人が
この世にもたらし続けるもの…

しかし　その影で
争い　だまし　傷つけ　命を奪い
略奪し　怒り脅し　蔑ろにする
この影も　間違いなく私たちヒトが
この世界で引き起こし続けるもの…

ヒトであることの光と影
私たちは　いつまで　
この二つの狭間で悩み続けることだろう

PS　２００７．６．８草稿