哲ノート

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両国橋の出会い -日本講談協会十一月定席-

2021-11-20 23:14:42 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
ひさびさの講談をいつもの上野・広小路亭にて「日本講談協会十一月定席」から・・・

 

「年の瀬や 水の流れと人の身は 明日待たるる その宝船」

開口一番は「鉢の木(修羅場読み)」から「笹野権三郎 海賊退治」「南総里見八犬伝 八犬士誕生」つづけて「南総里見八犬伝 犬塚信乃」「双蝶々廓日記 与五郎勘当」「難波戦記 幸村大坂入り」(愛山先生)

中入り後「寛政力士伝 谷風情け相撲」そしてトリは神田松鯉先生で「赤穂義士銘々伝 両国橋の出会い」

年末・年の瀬にぜひ聞きたい演目の一つです。落語だと「芝浜」「掛け取り」、講談では「忠臣蔵」ものが定番ではあるがその中で今席の「大高源吾・両国橋の出会い(別れ)」

ほかに「二度目の清書」「神崎与五郎・神崎の詫び証文」がその雰囲気とともに、この時期ぜひ聞きたい演目と思っています。

「・・・・・・・明日待たるる その宝船」

大高源吾と宝井其角とのやり取り、心のもちようをしっとりとした講釈をもって拝聴しました。

 

今席では、講談では初めて「里見八犬伝」を拝聴しました。「八犬伝」はとても長い長い物語ですが、その伏姫と八犬士誕生の下りを紅佳さんが講釈し、続けてその流れからRPGゲーム好きの真紅さんが「犬塚信乃」の下りを・・・

自分はもともと「里見八犬伝」が好きである程度あらすじ、話の流れは理解していたのですんなりと講釈の世界に入れたのですが、今回はそれを続けて2つの演目を一言一句聞き漏らすまいと拝聴できたのはとてもラッキーでした。

講談定席はなかなかスケジュールが合わなくなって、毎月のように拝聴することが難しくなりましたが、今日は「話の芸」にひさびさどっぷりと浸かって有意義な一日となりました。


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