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中野 天神湯に浸かる -銭湯を巡る182-

2023-02-14 16:02:00 | 銭湯・温泉
中野の駅をおりて中央線沿いにトコトコと10分くらい・・・

駅前の喧騒がうそみたいに無くなり、人通りも無い古くからの住宅が密集する地域に、今回訪湯する「中野・天神湯」さんがあります。



破風造りの建物で「これぞ、銭湯」という雰囲気を醸し出しています。脇道には(たぶん今は使われていない)煙突があり、ほんとはまだまだ背が高かったんでしょう、名残惜しくその土台跡が見られます。

さっそくのれんをくぐり中に入ると、番台が浴室方向ではなく入り口に向いた形でありました。

そして脱衣所から浴室に入ると・・・正面に「まあ、きれいな富士山」の浴室画が・・・河口湖から望む富士山の姿、2018年丸山清氏と勝海麻衣子氏の共作

この富士山がリアルなんですよね、山肌の凹凸、陰影を丁寧に描き分けていて、ただ白い雪をまとっただけではなく、より写実的な富士山の姿を描いているんです。

そんな富士山をながめながら、カランでカラダを清めて湯船に浸かります。

湯船は赤外線ランプが灯った白湯とジェットマッサージ湯、マッサージ座湯が横に1つにつながったシンプルな構成

湯温はちょうどこの時期に長湯もできてここちよい42-3度くらいです(あくまでも体感温度です)、井戸水を沸かしていてとても湯あたりが良いカラダにやさしい湯です。

ちょうど入浴客も少ない時間だったので、白湯に首まで浸かって時間を忘れ、しばしまったりとしたひとときを・・・



日常の喧騒から離れて異空間でここちよく湯に浸かれるのは、日常の家庭風呂では味わえない、まさしく銭湯ならではの贅沢な時間ですよね。

湯船に浸かり、目を閉じて、時間を忘れ、瞑想にふける・・・「あ~気持ちいい」

にぎわう中野の繁華街にも近く、古くからの住宅街の中でここだけは時間がゆっくりと動いています。

そんな空間を醸し出す「中野・天神湯」さん、いいお湯でした。









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