40年近く野鳥を見ているが、キツネはほとんど見たことがなかった。さらに、ここ出島野鳥園付近は60年以上も前から
よく知っている土地である。しかし、出島で一度も見たことがなかったキツネを最近よく見かけるようになった。どうして
だろうかと検索していると、空海(弘法大師)伝説がヒットしたので、まとめてみた。
“弘法大師は、狸のほうを贔屓し、四国から狐を追い出すことにした。その際、狐からいつになれば帰ってきてもいいのかと
聞かれた大師は、本州と四国の間にくろがね(鉄)の橋が架かるまでと答えた。
その言葉を信じ、長い間約束を守っていたので、狐は四国のごく一部の地域しかいなかった。しかし、3本もの鉄の橋が
架かったのを機に大挙して渡って来るようになり増えてきたそうな。”