去る十月七日札幌において、川柳生誕250年を記念して「川柳全国大会」が開催されました。
泉下で、すばらしい句を生んでおられるはずの容子さんへ、とっても嬉しいお知らせがあります。
それは、五十年に一度しか開催されない「歴史的な大会」の、第二部で池さとし氏が総合一位に輝きました。
なるべくしてなったと個人的には思ってみても、やはり大会には「運」「不運」の風が容赦なく吹きすさびます。
そんな、川柳の大きな歴史の川の流れも、風も、氏をやさしく、強く曳き寄せました。
「よかった・・!」「歴史の人になった・・!」という喜びの波が、静かに・・静かにひたひたと私の心に打ち寄せて来ます。それと同時に、「ほっとした・・・」という思いも正直湧いています。
当のご本人はいつもと変わらず「沈着冷静」に発表を聞いていました。
「決して誇らず」「決しておごらず」「決してよりかからず」は、普段の氏ではありますが・・「決して今日が最高ではなく」「またゼロか・・」などと、思いを深くしておられたのでしょうか・・・。
きっと今ごろ、お祝いの電話に「いやいや・・まぐれでねー」などと対応されているお顔が目に浮かびます。
講演も、授賞式も終わり、道立文学館で開催されている、特別企画展「目で識る(しる)・・川柳250年」へ移動して見学して来ました。
氏が編集された、現北海道川柳作家の魂のぶつかり合いも懐かしい「あんぐる」も「泥」誌も文学館所蔵と記されており、「またまた・・・ほっとした」・・私です。
池氏は休む間もなく、文学館内で開催されるフォーラム「川柳の未来を考える」の第一パネラーとして、責務を果たされておりました。
この「泥」を転載している最中に、こんなうれしいことに遭遇できてほんとうに良かった。
先月、みんなで伊達の容子さんのお寺参りに伺ったので、容子さんが春の風を一足先に連れてきてくれたのでしょうか・・。そんな気がしてなりません。
ちなみに、私も自分でも信じがたい総合12位のクリスタルの盾を受賞しました。
今年は、すべての大会についています。支えて下さった皆様にこころをこめてありがとう
の感謝状を・・わたしから・・捧げます。ありがとう。
悲しみからの美しさ、苦しさからの優しさ、厳しさの中からのおおらかさを大切に、川柳300年へ少しでも貢献できる人間になりたいものです。
ところで、菜の花畑で句を作っておられるでしょう・・容子さん!
あなたが「不凍氏に断られても不凍氏の妻になりたい!!」と生前よくおっしゃっていたとテイ子姉上様に窺いました。こんなこと書いていいのかしら?の問いに・・・テイ子姉上さまは「私は、不凍氏を思いっきり抱きしめたいのだから・・!書いてあげて!!」
「不凍」氏に貴女の「いとほしさの風を手向けてください」
不凍氏の守り神になって下さい。それがテイ子さんと私の願いです。
そして、「原流」で前号より不凍氏の句を拝見させていただいております私ですが・・私の意識の中であなたの存在が、私の人生の価値を、川柳への姿勢を「ハッと!めざめさせていただきました。」今すぐお会いして抱きしめたいのは私とて同じです。
不凍氏へ・・・あなたの前では、自分の総てが色あせてみえます。
原流の誌上でお逢いしましょう!
来号よりあなたの連想吟の雑詠を創ります!!