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韓国文化の紹介。

韓国の散歩道 お墓

2009-05-10 08:58:27 | 写真

韓国の田舎道を車で通ると、良く目にする物があります。

南向きの、日当たりの良い山の斜面に、こんもりと盛り上げられた土の山。

韓国では、本来、土葬です。先祖を敬う気持ちの高い人ほど、死んだ人が気持ちよく過ご

せそうな場所を、金を掛けて選びます。

村落のはずれの、耕作地などが使われていましたが、さすがに、もう、そのような土地は

ありません。山の斜面を削って、墓を作ります。

ソウルなど、大都会周辺では、もう、そんな山もすくなくなって、政府は、火葬を奨励して

いますが、知識階級を除き、なかなか普及しません。

韓国では、儒教の、輪廻転生の考え方がありますので、火葬を嫌がるのです。死を前にし

た老人が、どうか自分の身体を焼かないでくれ、と、長男に泣いて頼むことが、当たり前

の様に見られるそうです。

昔は。穴を掘って、土を盛り上げただけの、粗末なものばかりでしたが、金回りが良くなっ

て、柱や、墓を建てるものも見られる様になりました。

たまたま、高速道路などにかかって、大金が転がり込んだりすると、目も覚める様な、

立派な墓が建つ事もあります。先祖の墓で稼いだ金を、飲み代にでもしようものなら

バチがあたりますものね。

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↑2007.1.9投稿。

最近は、ソウルでは、墓用の土地の確保が難しくなり、政府が、火葬を薦めていますが、なか

なか捗りません。

韓国では、儒教の精神が強く残っていて、輪廻転生の教えから、自分が生まれ変わる時に、

体が残っていないと、この世に戻れないと考えるのです。

年寄りは、日頃から、自分を火葬にしないでくれと、長男に懇願しております。

けれども、実際は、どうしようも無くなっているのが現状で、大学教授や、政治家など、有識者

を中心に、火葬がふえつつあります。

ソウルでは、都が、大規模な、土葬用の墓団地を開発して、供給しています。

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