みなさん、帰ってまいりました。また、よろしくお願いします。
マッコルリは、農酒(ノンジュ)とも言われ、古くから、人々に愛されて来ました。
暑い農作業の合間に、良く冷やした、マッコルリを飲めば、その美味しさで、疲れも、一気に吹
っ飛んだことでしょう。
古来から、マッコルリは、もち米(チャプッサル)で作られた、とても美味しい酒でした。
その後、安さを追い求めて、うるち米(メプッサル)、小麦粉(ミルカル)、トウモロコシ(オクスス
)、サツマイミ(コグマ)などが使われるようになり、味が落ちました。
今では、もち米100%のマッコルリは少なくなりましたが、米どころ、包川地方で造られるポチョ
ンマッコルリは、最高のマッコルリと言われております。
醸造酒では、マッコルリの他に、チョンジュ(清酒)もありますが、特別の時しか飲まれません。
清酒は、ジョンジョン(正宗)とも呼ばれます。
これは、日本の占領時代に、日本人が、良く、清酒正宗を飲んだために、日本酒と言えば、
正宗のことを指したた事によります。
マッコrルリの様な濁り酒にたいして、清酒の様な、澄んだ酒を、ヤクジュ(薬酒)と言って、
特別に扱うこともあります。
最近薬酒で人気があるのは、百歳酒ですね。
マッコルリの話に戻りますが、最近は、マッコルリが、若者や、女性の間で、見直され、ブームに
なってきました。
味や、包装形態も、彼らの好みに合わせて、新しくなっているようです。
でも、やっぱり、マッコルリと言えば、昔ながらの、素朴な農酒がいいですね。