九州にある山間の村、宮崎県南郷村には、1300年前、百済の王族が、この地に移り住んだ
と伝えられております。
この村にある、百済館は、韓国扶餘国立博物館をモデルに最近造られたもので、百済王族
の遺品のレプリカが展示されています。
660年、百済は、新羅・唐連合軍によって滅ぼされます。
その時、多くの百済人が、倭国に逃れて来ました。
その中の王族に、禎嘉王がいました。
王は、畿内に逃れますが、追われて南郷村にたどり着き、百済の優れた医学、農業を伝え、
尊敬されます。
南郷村には、今でも、33面の銅鏡が保存されており、正倉院にある、銅鑑にも匹敵する、
貴重な鏡ではないかと言われております。
山の上には、百済扶蘇山の、百花亭を模したたてものもあります。
禎嘉王は、戦で死にますが、村人は、その徳をしのんで、神門(南郷村)に、神門神社を建て
て、祀ったと言うことです。
カマケ。