久しぶりに野村狂言座を観に行った
1月の目出度い演目を三題 会場は満席だった
万作の会 定期公演 1月30日 観世能楽堂
● 解説 野村萬斎
● 素囃子 神 舞
● 夷大黒 夷:野村裕基 大黒:内藤 連
ある男が ますますの子孫繁昌を願って祈誓すると
釣り竿と鯛を持った夷 と 宝袋と打出の小槌を持った大黒が現れ ありがたい由来を語る
● 宝の槌 太郎冠者:野村太一郎 すっぱ:石田幸雄
太郎冠者が 都で詐欺師にだまされ 偽物の打出の小槌を買ってしまう
主人にいろいろと言い訳する太郎冠者が面白い
● 若 菜 海阿弥:野村萬斎 果報者:野村万作 大原女:深田博治他
果報者と海阿弥が のどかな春の日を楽しんでいるところに 花を売る大原女たちが通りかかる
海阿弥が彼女たちに声掛け 共に唄い舞う一幕
今回の野村狂言座は第109回目とのこと
AIに第一回目のことを訊ねたら 1998年 宝生能楽堂でその時も 若菜 を萬斎師が演じていた
1月の演目は 笑いを催すよりも 神様とか穏やかな日常を寿ぐ演目が演じられるようだ