言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

野村狂言座

2025-01-29 | 能・芸能
久しぶりに野村狂言座を観に行った

1月の目出度い演目を三題     会場は満席だった

    万作の会 定期公演   1月30日     観世能楽堂
                         
● 解説   野村萬斎

● 素囃子  神 舞
          
● 夷大黒  夷:野村裕基   大黒:内藤 連

       ある男が ますますの子孫繁昌を願って祈誓すると 

       釣り竿と鯛を持った夷 と 宝袋と打出の小槌を持った大黒が現れ ありがたい由来を語る

● 宝の槌  太郎冠者:野村太一郎  すっぱ:石田幸雄

       太郎冠者が 都で詐欺師にだまされ 偽物の打出の小槌を買ってしまう 

       主人にいろいろと言い訳する太郎冠者が面白い
 
● 若 菜  海阿弥:野村萬斎  果報者:野村万作  大原女:深田博治他
       
       果報者と海阿弥が のどかな春の日を楽しんでいるところに 花を売る大原女たちが通りかかる 

       海阿弥が彼女たちに声掛け 共に唄い舞う一幕


今回の野村狂言座は第109回目とのこと

AIに第一回目のことを訊ねたら 1998年 宝生能楽堂でその時も 若菜 を萬斎師が演じていた

1月の演目は 笑いを催すよりも 神様とか穏やかな日常を寿ぐ演目が演じられるようだ

1月雑記

2025-01-22 | 所感折節
立春には まだ間があるが 近くの団地の 河津桜が咲いている

             

積もる程の雪も まだ今シーズンは無く このまま冬は過ぎてしまうのだろうか

正月気分も過ぎて 1月も後半  やっと後半かというほど 毎年1月の時間の流れは遅く感じる

かって仕事の無いオフは よく雪山にスキーにいったけれど 

もうそんな元気は無くなり このところ1月は同じ行動の繰り返しである

- 江ノ島神社参拝
             
  
         冬の良く晴れた日の江の島には より清々しさを感じる

- 面白かった本  ・終止符のない人生  反田恭平

             
           
         この本を読んで ユーチューブでピアノ関連の動画を聴きまくった  
 
          ・ボックス!   百田尚樹  

                

              高校生のボクシング部活のフィクション    文章に臨場感があって訳もなく興奮した

          ・あしたのジョー   ちばてつや

             

            ボックス! を読んで この漫画を思い出した 

            16巻もあるので 継続して楽しめる

          ・雪の花    吉村昭

             
              
             今から200年ほど前 幕末の頃 天然痘予防のために

             頑迷固陋な役人 人々の無理解 非協力 漢方医達の妨害などにめげず 私財をなげうち

             生命を賭して情熱を燃やした町医者 笠原良策の実話



正月 過ぎて

2025-01-08 | 所感折節
正月に孫達が遊びに来た

長女の旦那様が 頂き物です と言って テレビで見るだけのお酒 ドンペリを持ってきた

みんな興味津々で 触ったり透かしたりして ワイガヤする

さて ポン!は知ってるけど 家の中で 汚さないで開栓するのは誰も知らない

旦那様が開けたけど やはり失敗して カーペットに貴重なお酒が振り撒かれる結果となった
          

みんなで飲んだけれど サイダーじゃん!の感想でした

いつものように ケーキ屋さんで お正月の焼き菓子を買ってきた

今年は 陶器の代わりにアーモンドが入れてあった
          

その代わり 買うときに別にマトリョーシカのような陶器の人形が付いてきた

今年は長女が当たった
          

松の内も過ぎ 久しぶりの雨の後のベランダに 花粉の黄色い色が残っている

インフルエンザ コロナ も蔓延してるし マスクが手放せなくなりました


ジムのスタート

2025-01-03 | フィットネスジム

三日 まだ松の内だが ジムは営業開始した

習性的に ジムに足は向かう

軽めに 体幹系のストレッチに参加する

フロアーを 一寸見渡してみて ガツガツ飛ばしてる人はいない

どこかノンビリと体を動かしてる

ジムにきてから気が付いたのだけれど 

身体が劇的に変わった人に会ったことがない

現状維持が殆どである

運動している人が 何時も間近にいて それに触発されるからで 

それ以上を目指す人は 滅多にいないのだと思う

さて今年はどうなるか・・・・・・・



元旦の鵠沼海岸

2025-01-01 | 所感折節

令和7年  明けましておめでとうございます

今年も心置きない1年を過ごせますように・・・・・

静かな元旦を迎え チョッピリお屠蘇気分で 鵠沼海外を歩きました

雲はほぼ見当たらず 富士山は優美な姿を 相模湾に見せてました

犬の散歩をする地元の人   友達グループ   カップル   走ってる人・・・・

破魔矢を持った家族ずれは江ノ島神社を参拝した人達か・・・

穏やかな波に遊ぶサーファーたち
 

BBQ  サンドテニス  サンドバレーするグループ・・・・

数は少ないけれど 波辺は元気に溢れてる

今年も多くのブロガーさんの思いに接し また新たなブロガーさんに出会えることを願うばかりです




年の瀬に

2024-12-30 | 所感折節

明日は大晦日     2024年も過ぎ去ろうとしている

家族でお墓参りに行く

こじんまりしたお寺で 落葉も見当たらず きれいに掃除されていて気持ちがいい

お線香と花を生け この一年の無事を感謝した

いつものお蕎麦屋さんによって 早めの年越し蕎麦を頂く
               

いつもはどんぶりの中に はみ出した海老が並んでいたのに 今回は天ぷらとお蕎麦が別々になっている

食べてしまえば同じだろうと思うけれど 見た目から食は始まってる と思うと 同じ天婦羅蕎麦といえ 去年と別物と言う気がした

海老も小さい 諸物価高騰の影響かもしれない

今年の記憶に残る出来事を3つ挙げてみた

一つ    小澤征爾 逝く

         洋楽に目覚めた頃 N響ボイコット騒ぎがあった 
 
         定期が演奏される舞台に 小澤が一人ポツンと立っていた

         どういう背景があったかは知らないけれど 
    
         それを報道した新聞の切り抜きを 何年か本の栞にしていた

         小澤の活躍は一つの希望だった

二つ    大谷選手の記録

         大谷選手の今年の記録はスゴイに尽きる

         特に9月19日の試合では 6安打 3本塁打 10打点 2盗塁 しかも 51-51達成 なのだ

         まさに特異点ともいえる一日ではないだろうか

         この記録に並ぶ選手 あるいは超える選手はもう出ないと思う

3つ    野村万作 93歳で三番叟

         芸歴90年の記念舞台を 三番叟の踏み納めとした

         衣装負けすることもなく 覇気があって シャキッとしていて

         その 颯爽とした姿勢に 元気を貰えた

アスリート イチロー

2024-12-24 | 所感折節

TBSの番組 情熱大陸 で イチロー選手の近況を見た

51才の誕生日を過ぎても 未だ野球漬の毎日

野球を通じて 自分がどこまで成長できるか これが楽しみです   と言う

そしてMLBの データ重視の野球に危惧を抱き

多くの若者に 考える野球を見失うな と警鐘を鳴らす

データ重視だけだと 野球への感性が失われてゆくと憂える

ストイック過ぎると思うけど その見えるストイックさは 魅力ではある

         TBS  情熱大陸 より借用しました

今年の3冊

2024-12-22 | 読書 本

今年の1月に 市の図書館システムが 全面的に刷新された

スマホ使用にも耐えられるよう サービスが向上し より便利になった

なかでも 自分が借りた本の履歴が見れるようになったのは有難い

借りた本を読み進めてゆくうち これは読んだぞ と思うことが度々あった

面白い本ならば何でもよいのだが 面白さはこれですと なかなか一概に言えない

読書歴から AIが推定して 読む本を推薦してくれないかな と思ったりする

最近では ブロガーさんの推薦本を参考にすることが多くなった

いろいろな世界を感じ取るのは読書の楽しみと思う

『天祐なり』 幸田真音

  高橋是清の一代記 是清は1854年 徳川時代末期に 政治家とは何の繋がりのない家に生まれた 
  13歳でアメリカに留学し 英語を理解した
  その英語力と人柄 物事の理解力が優れていたのか 是清は次々と明治を創った人物と 誼を得てゆく
  海外にも人脈を築き 又 時節にも恵まれ 財政家として日本に貢献するようになる    天運にも恵まれ 大蔵大臣 総理大臣 をも歴任・・
  そして 1936年の2・26事件で暗殺されるまでの物語

『真田太平記』  池波正太郎

   今からザッと500年前 信州の小大名 真田一族
   戦国の世をいかに生き残るか 著者は史実とフィクションを交え物語る
   武田が滅びた後 秀吉の恩を受け 秀頼に味方する 真田昌幸・幸村親子
   一方 真田の長男信之は 徳川の養女を妻に娶っており 徳川に味方し 関が原に臨む
   信之は生き残ったとはいえ 外様の真田へは厳しい幕府だった
   強いものが生き残り 弱いものは滅びる 明解な時代を綴った歴史小説

『盤上の向日葵』  柚木裕子

   将棋に命を懸けた男のミステリーフィクション
   大酒のみで賭けマージャンにうつつを抜かす父親 極貧のなか凄絶に生きる男の子
   そんな子の唯一の息抜きは廃品回収での将棋雑誌だった
   ・・・師との生死をかけた一番 頭の中の将棋盤に 決め手が閃く そこに一面に向日葵が咲く 
   必死の時の向日葵  それは狂気の血が成せる仕業か

            

稽古納

2024-12-20 | 習い事
12月も 20日を過ぎる

今年最後の 謡の稽古に参加した

今年稽古した曲は

『雲雀山』 『半蔀』 『道明寺』 『田村』 『野守』 『白楽天』 『鉄輪』 『班女』  の8曲

観たり 聴いたり 読んだりして 面白そうな曲を 自分で選んで稽古をしていただけた

『雲雀山』 父の誤解から 娘の中将姫を殺せ と侍女に命じたが 命に背き生き永らえ 父と和解した話

『半蔀』  光源氏と夕顔との馴れ初めを謡う

『道明寺』 菅原道真を祀る道明寺天満宮の話を謡う

『田村』  坂上田村麻呂が 東国の凶徒を平定した故事を謡う

『野守』  春日の野を守る老人 実は鬼神 僧に全宇宙の様を鏡に映して見せる

『白楽天』 唐の漢詩と 日本の和歌を 楽天と僧は比べあい 共に讃えあう
 
『鉄輪』  夫に捨てられた女が 鬼となり 夫の枕元に現れ恨み言を謡う 

『班女』  吉田ノ少将といい仲になった女が 拠無い理由で別れたが 再会する話

     とりわけ難しかった曲は 『班女』

     物語として面白かったのは 『鉄輪』 

     情景として美しかった曲は 『半蔀』




北鎌倉ウオーキング

2024-12-07 | 所感折節
北鎌倉駅周辺には古いお寺が沢山ある

駅前の円覚寺や 少し離れた建長寺は 大きな寺院と広い寺域に 最初ビックリしたものだ

わりと暖かな一日 北鎌倉の紅葉を観るつもりでウオーキングした

円覚寺  1282年 北条時宗が創建 開山は無学祖元

                          
        入口にあたる総門の辺りの紅葉は 日当たりも良く 色付きも良かった 
 
明月院  創建は1160年と古いが北条時宗が再興 開山は建長寺からきた蘭渓道隆 

             
           丸窓から見える景色を撮る人が行列していた
             

建長寺  1253年 北条時頼が創建 初代住職は蘭渓道隆

             
             広い境内には色々な木が植樹されている

浄智寺  1281年 北条師時が創建 初代住職は兀庵普寧 

             
             鬱蒼と茂る木々に線香の香りが漂うお寺

東慶寺  1285年 北条貞時が創建 開山は北条時宗夫人の覚山尼

             
       別名縁切寺 唯一拝観無料 でも撮影は遠慮してほしいという看板がある


久しぶりの北鎌倉だったが 住宅街のあちらこちらに 小奇麗なお店屋さんが増えた
            駅前の蕎麦屋さんは本日分売れきれだった
             

スマホの万歩計は14982歩 約7kmというころか