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言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

桜を観に

2025-04-04 | 所感折節
関東地方にかかった低気圧が抜け去り 暖かさが戻ってきた

暖かさを感じるこの日 訪れた孫たちと共に 湘南の桜を観に行った

藤沢から江ノ電に乗る  平日とはいえ電車はほどほどに混んでいた
               
腰越駅を過ぎる頃から湘南の海沿いに走る

さほど強くもない風が 南の方から吹き付け キラキラ輝く海に サーファーが波待ちをしている

極楽寺駅で下車 先ず極楽寺の桜を観た 枝の桜は4分咲きな感じがした 蕾が多かった
               
すぐ近くの成就院を訪れる 桜の木は少ないがほぼ満開だった
               
山門から海が良く見える 風の違いで開花が違うのかもしれない

次に訪れたのは御霊神社 こじんまりした神社ながら 桜がきれいに咲いていた

あまり訪れたことがない神社だけれど 良く手入れされている神社だった
               
また 鳥居からいくらも離れていない所を 江ノ電が走るのも面白かった

そこから しばらく由比ガ浜海岸を歩いた

花火の頃は 砂浜も見えないくらいに 人人人の波だけれど この日は広々と視界が開け 散歩を楽しむ人々が散見された

由比ガ浜駅から 2駅ばかり江ノ電に乗り鎌倉駅へ

駅に着いた時から もう人の波で 全然混み方が違う

若宮大路を 人に揉まれて鎌倉宮行く 桜が咲いている 
               
木自体が小さいので トンネルという訳ではないけれど 空がよく見えるトンネル と言う参道だった

午後に入り 北の方に雲が出始め 風も冷たくなってきたので 帰ることにした

小町通りも 観光の人達が多かった  ここの数少ない桜も満開だった
               

K2に散る

2025-03-23 | 所感折節
登山家の平出和也と中島健郎は 昨年世界第二の高峰K2に挑み 亡くなった

それまでテレビの登山番組に良く見る顔だった
                    
                              NHK-BS
昨年7月に 亡くなったという報道を知り とても残念に思った

その後その顛末がドキュメント放送されると思っていたが

つい先日 半年あまりしてNHK-BSで放送されたのを 見ることができた

K2の西壁を 初登頂するさまを 放送する計画だったのかもしれない
                    
                               NHK-BS
登山家にとって 山は常在戦場 自然との闘いなのだ

ゴールは 生きて帰ること と平出は言った

7550m付近 映像はかなり明確に二人をとらえている

                    
                                NHK-BS

滑落なのだろうか 氷が剥がれ落ちたのだろうか

1000mあまり落ち 遺体は収容されない ものすごい職業

残されたご家族には 哀悼の意を表するのみです  合掌
                    NHK-BS

お団子

2025-03-20 | 所感折節
春分の日   毎年この日はお墓参りに行く

前日は 雪や霙も降る程 寒い一日だったけれど

この日は 快晴になり 気温もどんどん上昇した

お天気に恵まれたためか いつもよりお参りの人が多いように感じる

お墓の周囲を掃除し 花を添え お参りし スッキリした気分で帰宅する

途中 小さなお団子屋さんが店開きしているのに気付き 気になって立ち寄った

昨年は無かったお店で 若い女性が二人で切り盛りしている

何となく観光地で見かける 女性向けのお団子屋さんという風情だ

ふつうは 醤油とゴマと餡子 の3種だけれど ここはお団子の種類が多い
             
何種類か買った 

お団子がもう少し大きければ昼食の代わりになるかもしれない

モチもちして美味しかった
             

骨董市

2025-03-16 | 習い事
駅周辺の交通渋滞緩和のため 線路を暗渠にした

その結果 地上に広場ができ 数々のイベントが開催されるようになった

骨董市もその一つで 毎月1回 200余りの店が並び 賑わっている

全部のお店を見て回ったことはないけれど バスなど待ち時間があるときは

散歩して 楽しんでいる

ある日 額縁や古い日本画など並べてるお店に クロッキーを見かけた

額縁は色々あって 絵は付け足しにすぎないのだけれど

しかし ガッチリ画き込んだ洋画の中にあって クロッキーのシンプルさが目立った

バス待ちだったし 安かったので購入し 家で見たが 

新聞紙片面程度の用紙に 釣り人が墨で一筆書きされている

            

恐らく5分程度で描いたものと推測するけど その伸びやかな線は自分には描けない

釣り上げた魚の口に紅一点あってどことなくユーモラスに思う

良い買い物をしたと思っている



花粉症皮膚炎

2025-03-12 | 所感折節
花粉が蔓延している
             
花粉症の辛さは 罹患した人にしか分からない

春の通過儀礼とも言えなくもないが 目 鼻 皮膚 などが痒くて 鬱陶しい

今年は何年かぶりで 皮膚科を受診した

いつもは 象の皮膚みたいに あちこちがボコボコに腫れるけれど

今年は毛穴がボツボツと赤く腫れて 痒い

あるクリニックをネットで予約した

その時に 症状 服薬 既往症 個人情報 その他 問診表を ネット上で作成して送付すると 予約番号が表示される

当日は 1時間は待たされるだろうと思い 文庫本など持参していったけれど

受付 受診 処方 会計が終わるのに要した時間は 15分位だった

これは 自分の病院歴的には 最短時間と思う

けっしてやぶ医者ではない システムがうまく機能しているのだろうと思う

手狭になったクリニックから移転し 院内の雰囲気や 機器を改め それが良い結果を出してるのだと思う

これで皮膚炎が治まってくれれば言うことは無い

スマートウォッチ

2025-03-11 | フィットネスジム
外を出歩いていても 折に触れて 時計をチェックしている

交通機関はもちろん 当日予定の タイムキーパーとして・・・

その時計が動かなくなった   電池切れらしい

この安物の時計の電池は 豆粒みたいに小さくて 交換が難しい

今回は ついに交換に失敗してしまい 部品を壊してしまった

新しい時計を買う気になって ふと ジムの人が使用している腕時計のことが頭に浮かんだ

Amazonで調べてみたら沢山ある  しかも超安い  97%引きで+20%引きなんてものもある  もう投げ売り状態

スマートウォッチを知る上の現物材料に良いと思い 購入した

翌日直ぐ配達されてきた

とりよせたスマートウォッチは 時計機能の他に 健康管理に関する指標が豊富に用意されていて面白い 

正確性は担保されてないけれど 例えば血圧や心拍数の変化などを掴むには役立つのかもしれない

しばらく使ってみたい

三人の会 十周年

2025-02-28 | 能・芸能
観世流 師家の異なる3人が 芸の向上を目指して結成したこの会は 十周年目を迎えた
  
発足当時は 不惑の年頃だったというから もう50代となる

年上の能楽師はたくさんおり この年代は まだ若いと言われもするけれど 立派な中堅能楽師たちだ 

今回は節目ということもあって 休憩を挟み 6時間あまりの演能となった

十周年記念 三人の会   令和7年3月1日  国立能楽堂
                
番組

● 自然居士  自然居士:坂口孝信  子方:安藤継之助 人商人:宝生欣哉

               大鼓:亀井広忠 小鼓:飯田清一 笛:竹市学 

               地謡:観世清和 他     後見:坂口信夫 他

                  台詞は無いのだが 子方に存在感があった

● 狂言 口真似    太郎冠者:茂山逸平   主:山本則重   何某:山本則秀

                  関東の山本家と 関西の茂山家の共演     アドリブみたいな台詞も出て面白かった

● 砧    北方ノ亡霊:谷本健吾   夕霧:坂真太郎   蘆屋某:宝生欣哉

               大鼓:亀井弘忠  小鼓:鵜澤洋太郎  太鼓:小寺真佐人  笛:杉信太朗

               地謡:観世銕之丞 他     後見:大槻文藏 他

                   訴訟のため都に出向いた夫の帰りを待ちわび 待ちくたびれて亡くなった女房の想い   亡霊となり蘆屋某と会う   大曲

● 仕舞    老松      梅若紀章
         雲林院  大槻文藏  
         夕顔   観世清和
         天鼓   観世銕之丞

● 松山天狗   崇徳上皇ノ霊:河口晃平   相模坊:観世喜正 ツレ:谷本健吾 坂口貴信   西行法師:宝生常三

                大鼓:亀井洋佑 小鼓:観世新九郎 太鼓:林雄一郎  笛:松田弘之

                後見:大槻文藏 他    地謡:梅若紀章 他

          師家の梅若桜雪は後見を務める予定だったが大槻文藏師に変わった  この曲は復曲された能 

          怨念に沈む崇徳上皇の霊と白峯の天狗の棟梁である相模坊の絡みが面白かった


 NHKが大きなカメラ4台で録画していた             4月27日 夜   Eテレで放映予定とのこと

寒さも底か

2025-02-22 | 所感折節
午前中は 雲のあまり見かけない日が続く

大陸からは 最強の寒波が押し寄せてきている様子で
               
                      NHKより

関東は 大雪に見舞われることもなく このまま春を迎えるのだろうか

天気予報から 今シーズンの寒さは ここ数日が底かもしれない

外は寒いけれど 室内の陽だまりは暑い Tシャツで十分だ

猫と同じで つい動かなくなる 

やるべきこと やりたいことはあるのだけれど  それも自分次第となると

この陽気に負けて動かなくなり ウトウトしてしまう  小春日和なのだ

しかしこの状態に甘んじていると その反動はきつい 

全身のネジが緩んだようになって危ない だからジムに行く

今日は午後になったら 一段と冷え込み 黒雲が広がり 一時的に小雪が舞った
              
だが長くは続かず 天候は回復し 青空が広がった でも北風は強く 寒い

三連休の初日 何ということもなく過ぎてゆく


二月定例

2025-02-10 | 能・芸能
このところ 朝晩の冷え込みがきつくなってきたけれど  氷が張る程のことでもない

雪も降らず 雪国の方々には申し訳ないほど 良い天気が続いている

梅の蕾も順調に膨らみ  開花を待つばかりとなっている

観世九皐会二月定例会をいつもの通り矢来能楽堂まで観にいった
                                                                                       
番組
       ● 仕舞   弓八幡  小島英明
                巴   遠藤喜久
               西行櫻  観世喜之

       ● 能  當麻    シテ  観世喜正    ワキ 舘田善博

              笛   八反田智子   小鼓   観世新九郎   大鼓   國川純     太鼓   小寺真佐人             地謡   中所宜夫他



矢来能楽堂は 新宿 矢来町 にある こじんまりした能楽堂だ
              
戦後に再建された能楽堂で これまで震災 大戦 二度焼失したが 演能の歴史は実績がある

高齢の喜之師は 先年当主を 長男の喜正師に譲られ 90歳になる今も 現役で舞台に立たれる

今回は仕舞を舞われたが 高齢者の多い観客には得るものがあったのではなかろうか

舞台となった當麻寺には行ったことがない

中将姫伝説のあるこの寺には 蓮の糸で作った曼荼羅があるというが 見てみたいものだ

菩薩となった中将姫は 蓮の冠を戴き 輝くばかりの白い装束を身に纏い 神舞を舞う
              
一番奥の座席で観たけれど余計な緊張感がないだけゆっくりと観れて良かった


  



  


野村狂言座

2025-01-29 | 能・芸能
久しぶりに野村狂言座を観に行った

1月の目出度い演目を三題     会場は満席だった

    万作の会 定期公演   1月30日     観世能楽堂
                         
● 解説   野村萬斎

● 素囃子  神 舞
          
● 夷大黒  夷:野村裕基   大黒:内藤 連

       ある男が ますますの子孫繁昌を願って祈誓すると 

       釣り竿と鯛を持った夷 と 宝袋と打出の小槌を持った大黒が現れ ありがたい由来を語る

● 宝の槌  太郎冠者:野村太一郎  すっぱ:石田幸雄

       太郎冠者が 都で詐欺師にだまされ 偽物の打出の小槌を買ってしまう 

       主人にいろいろと言い訳する太郎冠者が面白い
 
● 若 菜  海阿弥:野村萬斎  果報者:野村万作  大原女:深田博治他
       
       果報者と海阿弥が のどかな春の日を楽しんでいるところに 花を売る大原女たちが通りかかる 

       海阿弥が彼女たちに声掛け 共に唄い舞う一幕


今回の野村狂言座は第109回目とのこと

AIに第一回目のことを訊ねたら 1998年 宝生能楽堂でその時も 若菜 を萬斎師が演じていた

1月の演目は 笑いを催すよりも 神様とか穏やかな日常を寿ぐ演目が演じられるようだ