言葉のクロッキー

本とかテレビその他メディアから、
グッと感じた言葉・一文などを残してゆきたい。
その他勝手な思いを日記代わりに。

映画「三島VS東大全共闘」

2020-03-20 | 映画 音楽
『三島由紀夫vs東大全共闘50年の真実』を観た。

三島も全共闘のリーダー達も、バリバリの血の気の多い青年達で、
「今日は三島をぶん殴りに来たのだ」とか「今日は三島を論破し、舞台で切腹させるのだ」と息巻いて集まったものの暴力ではなく、言葉で互いの主張をぶつけ合う様は、なにか清々しさを感ずるものだった。

そして当時を回想する現代の識者が「熱と敬意と言葉」ということを言っていたけれど、
まったく納得のゆく表現だと思った。

この言葉の決闘のような記録は、テレビのTBSの倉庫に長い間眠っていたそうで、半世紀を超えて改めて見せてくれるといろいろと考えさせられた。

三島由紀夫を再認識させられた。