竹内結子さんを起用した、キヤノンのミラーレスカメラ「EOS Kiss M」の新CM が4月6日からテレビ放映。
「EOS Kiss M」のTVCM。
竹内結子さんの自然体の演技に加えて、“共演”した「クルミちゃん」(草彅剛さんの愛犬)がいい、と好評のようですが、個人的には撮影時のメイキング映像も面白いと思いました。
「EOS Kiss M」CMのメイキング映像(moviecollectionjp )。
このなかで、ホースの水を思い切りかけまくる竹内結子さんが可愛い!
それから、「プロの動画撮影の現場ってこうなんだ」と分かる場面があります。一眼レフ動画を撮っている自分にとって興味深かったですね。
マイクやらレフ板やら色々な役目のスタッフが大勢いるのは当然ですが…
スタジオで、レールの上に乗って水平移動しながら撮っています。すごいナ。
次のカットは…
カメラマンが左側で撮影中、右側のアシスタント(撮影助手?)が横から手を伸ばし、カメラのダイヤルを回しながら、モニターに映し出された竹内さんの目のアップを見ています。
ダイヤルは「フォローフォーカス」という、手動のピント合わせ装置。これを回しながら竹内さんの目にきっちりピントを合わせているんですね。
プロは、AFでなくマニュアルフォーカスが基本。カメラのファインダーを見ながら撮る人と、ピント合わせだけをする人の2人が必要になります。そういうことは、話には聞いていましたが実際のやり方を見るのは初めてでした。
先日、CP+2018のセミナーで写真家・魚住誠一さんが「(ポートレートの)ピントはまつ毛の付け根にあわせる」と言っていました(3/7記事参照)。そんな シビアさも感じます。
(ちなみに、メイキング動画は2種類あって、上の moviecollectionjp がアップしたものとキヤノン公式メイキング動画は微妙に違います。キヤノン公式動画にはレールの上を動いて撮るシーンがありません。)
さてCMでアピールしている肝心のカメラ「EOS Kiss M」。性能はどうなのでしょうか。
ホワイトとブラックの2モデルある「EOS Kiss M」。(キヤノンのページより)
外観は、同じAPS-Cサイズのミラーレス「EOS M5」と非常によく似ています。「M5」の方が価格が高いので、「Kiss M 」の方がエントリー機ということになりますが、必ずしも性能が劣るわけではありません。
4K 動画が撮れること、、連写速度がアップ、AFポイントの数が増え、「瞳AF」を搭載、新画像処理エンジンDIGIC8 へ進化したことなど、むしろ「M5」より性能が上回っている部分がかなりあります。ボディーも「M5」より軽量。
ファミリーカメラとしてお勧めかも。
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