キヤノンの2015年の新製品を披露するイベント「CANON GRAND PRESENTATION 2015」(3/21、3/22)が、大阪・梅田のグランフロント大阪で開かれました。
初日に見てきました。
「えっ、何でこんなに並んでるの?」という感じ。
「EOS 5Ds / 5DsR 」は、約5060万画素の高解像モデルで、プロ用の印象が強いカメラ。
でも行列に並んでいるのは普通の人たち。予想外でした。
以前、同じ会場で開かれた「EOS 7D MarkII 」のイベントでもすごく長い行列があって、「この調子なら、爆発的に売れるかも」と思っていたら、その通り「EOS 7D MarkII 」は良く売れました。
周りのオジサンたちの会話を聞いていると、ニコンD800が出たときと同じ雰囲気ですね。EOS 5D MarkIII より画素数が多い、すごい、という発想。
EOS 5D MarkIII を買い替えた方がいいのかと、スタッフに相談する人も。5D MarkIII の後継機という受け止め方なんでしょうか。
5DsRを試しました。
レンズは「EF100mm F2.8Lマクロ IS USM」が付いていました。
カメラボディーの振動を徹底的に排除しているため、シャッター音が静かです。ザワザワした会場ではほとんど「無音」。
肝心の解像感については、液晶を見る限り素晴らしい。いつかデータを持ち帰って見たいと思っていますが、この日は発売前で、やはり不可でした。
セミナーでは、「EOS 5Ds / 5DsR インプレッション 5000万画素がもたらす写真の可能性」と題して南雲暁彦氏が解説。
南雲暁彦氏のセミナー。まずは画像データの大きさから。EOS 5Ds(右) と 5D MarkIII を比較。
この画像の中の、黄色い粉末をアップにして比較すると、5D MarkIIIでは解像し切れない細かさが、EOS 5Dsでは手に触れそうな現実感ある画像に。
写真中央の岩塩の結晶では半透明の階調の違いがはっきり。
またEOS 5Dsでは新しいピクチャースタイル「ディテール重視」を適用することで、飽和しがちな赤い被写体でもディテールを出すことができると解説。
結論として、中判デジタルバックが中心だったコマーシャルフォトの世界に、35mm一眼レフはなかなか入って行けなかったが、5000万画素の画像は「相当イケてる」と評価。交換レンズの多さ、動画機能なども考えあわせると、「映像機器の進化の本流にいる。」と、南雲氏は話していました。
EOS 5Ds による作例。まさに中判画質。
一方で、EOS M3 のコーナーも人気でした。
EOS M3 と渋いアクセサリー。
鶴巻育子さんの、EOS M3 で撮った作品。
このコンパクトなミラーレスカメラ、AFが遅い!と散々でしたが、改善しているようです。それにセンサーの2420万画素は、同じAPS-CサイズのEOS 7D Mark II(2020万画素)より上。キヤノンには珍しく下剋上。
かなり良いミラーレスカメラになったかも、と思ったりしています。
新しい超広角レンズ「EF11-24mm F4L USM」にも人だかりができていました。
「EF11-24mm F4L USM」。実際に見るとデカいレンズです。
超広角レンズなのに歪曲は抑えられ、魚眼レンズと違って建物の垂直・水平はまっすぐ描写できます。周辺部分の解像力、収差の少なさもアピール点。
ただしフィルターはレンズ前面に取り付けられず、レンズ後部にはさむ形。白くカギ型にマークされているのがフィルター用エリア。
ネジを外したり、ちょっと面倒そうです。もちろん回転式のPLフィルターはムリです。
こちらはプリンターのコーナー。
参考出品されていた「G3 X」。(キヤノンの開発発表)
65倍ズーム機「PowerShot SX60 HS」。
35mmフィルム換算で、21-1365mm。月も野鳥も狙えます~
レンズを望遠端に繰り出したところ。
試してみると、AFがあまり迷わず、決まりました。
春モデルではAFが良くなっているとのこと。だいぶ前から各社の高倍率機の比較をしていますが、これは使えそうな感じでした。
----------------------------------------------------------------------------------------------
撮影カメラ ソニーRX100
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます