つれづれ写真ノート

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藤森神社の駈馬神事

2012年05月10日 | 行事・歳時記

京都市伏見区の藤森神社で5月5日に催された駈馬神事を見てきました。

1200年前から伝わる伝統行事。神社の参道馬場を疾走する馬上で、さまざまな馬術の技を披露する、勇壮なものです。

大勢の観客が見守る中、参道入り口から拝殿へ向け疾走開始。

 

馬上で古くから伝わる技を競い合います。

 

戦いのなかで生まれた、日本独特の技。以下、神社のホームページによる詳しい説明を引用させていただきます。

  ◇ 駈馬の技(わざ)◇

  一、 手綱潜り   敵矢の降りしきる中、駈ける技
  二、 逆乗り(地藏)   敵の動静を見ながら、駈ける技
  三、 矢払い   敵矢を打払いながら、駈ける技
  四、 横乗り   敵に姿を隠して、駈ける技
  五、 逆立ち(杉立ち)   敵を嘲りながら、駈ける技
  六、 藤下がり   敵矢の当たったと見せて、駈ける技
  七、 一字書き   前線より後方へ情報を送りながら、駈ける技
  

    ※ 他にも数種の技がありましたが、現在は行われていないそうです。

「一字書き」。

 

「横乗り」。

 

「逆立ち(杉立ち)」。

 

「矢払い」(蜘払いとも呼ばれるそうです)。

 

馬の速さはすごいもので、一瞬のうちに目の前を駈けぬけます。砂塵が舞い、迫力満点。

技を終えてもなかなか馬の勢いが止まらず、拝殿の前までで止めるのが一苦労のようでした。

 

技を披露したあと、スタート地点に戻る乗り手。

技は親から子へ伝えられ、三代にわたる例も。祭りの花形です。

 

駈馬は午後1時と3時の2回。今回は粘って2回とも撮影しました。

被写体としては、動きが大変速いだけに難しいですね。流し撮りも試みましたが…

案外、コンパクトデジカメの方がいいかもしれません(ピントが合う範囲が深い)。

一眼レフなら被写体に追従するAFが正確で連写速度が速いものが有利。もちろんプロ用、たとえばキャノンの1DXなら申し分ないでしょうが…

 

駈馬神事は同神社の「藤森祭」の一つ。参道では武者行列もありました。

 

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撮影カメラ・レンズ

  Canon  EOS KissX4  

      TAMRON  AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro

撮影データ

  シャッター速度優先AE  (1/60~1/250秒)  

  AFモード  ワンショット AF (*AIサーボAF使わず)

  ISO感度  100~400

  露出補正  +2/3~+1

   画質  RAW

  ホワイトバランス  オート 

  ピクチャースタイル  スタンダード

   画像処理  Digital Photo Professionalで明暗、コントラスト、色の濃さ調整

    *AIサーボAFについて   動く被写体に追従するオートフォーカスですが、使い慣れていないのと、直前に試したところピントがあやしかったので、使いませんでした(もう少しクセを知ってから使ってみようかと思っています)。なので、今回はワンショット AF。馬が来るまでに手前の参道で「置きピン」したうえで撮っています。

 

 



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