5 月27 日(日)、「ヨドバシカメラ 大阪 万博記念公園大撮影会」に参加してきました。
撮影会のオープニング。
昨年は長居公園での開催。今年はこれまで通りの万博公園に戻りました。
参加者は昨年も380 人と盛況でしたが、今年は何と600 人超!
これにあわせて、講師11人、モデル19人と大幅に増え、午前10時半から始まったオープニングは壮観。まさに「大撮影会」.
講師陣は次の通り(順不同、敬称略)。
友田富造、柴田明蘭、大山謙一郎、山岸伸、土屋勝義、榎並悦子、佐藤倫子、内田ユキオ、HARUKI、桃井一至、伏見行介。
ふだん関西ではお目にかかれない講師も加わり、豪華な顔ぶれです。
昨年のフォトコンテストの結果。
私はといえば、あえなく落選…
名古屋や京都の撮影会予告も。
たくさんのモデルの中から誰を撮影するか、どの講師につくか、迷った末に、午前中は榎並悦子講師のグループに。
撮影場所へ移動する、榎並悦子講師のグループ。
モデルの一人、肥川彩愛(あやめ)さんはアイドルグループ NMB48 の元メンバー。最初にこのグループを選んだ理由です。
榎並講師によると、さきの京都着物撮影会にも出ていたとのこと。
とても可愛いモデルさんですが、撮影会の規定で写真を掲載できないのが残念。
撮影場所は明るい木陰。すごいカメラマンの数。
榎並講師はモデルのポーズを色々変え、シャボン玉など小道具も用意してサービス精神旺盛。おかげで良いカットがとれました(コンテストに入賞するかどうかは別にして… )。
機材は午前中、自分のキヤノンEOS 6D II に、貸し出しサービスのレンズ「EF70-200mm F2.8L IS II USM」を使用しました。ポートレートの定番レンズ。重いですが、やはり写りは良いです。
機材の貸し出しをする各メーカーのブース。ZEISS はOtus とBatis を貸し出し。
世界最高のレンズといってもいいOtus 。ZEISS のスタッフが「ピントはカミソリのよう」と。
カミソリというのは2つの意味があると思います。
カミソリのようにシャープというのと、ピントの合う面がカミソリのように薄いということ。
私は後者の意味で受け取りました。
ご承知のように、AF ではなくマニュアルフォーカスのレンズ。マニュアルでカミソリのように薄いピントを合わせる腕が自分にあるのか、昼食を取りながら自問自答したあげく、「試してみよう!」と。
◆Otus 1.4/85 を試してみた
午後、ZEISS のブースで選んだのはキヤノンマウントの Otus 1.4/85。
Otus を撮影会で実写できるチャンスなんて、めったにありません。とても貴重な経験でした。
EOS 6D II につけたOtus 1.4/85 。ボディに比べてレンズが良過ぎる“ ミスマッチ”感がアリアリ(笑)。
とりあえず、そばのクローバーをパシャり。
Otus 1.4/85の実写。Canon EOS 6D Mark II、Otus 1.4/85、絞りF2.8、1/160秒、ISO 100、+2/3補正。
絞り開放でなくF2.8 ですが、ボケ味がすばらしい。
モデルさんの顔は出せないので、足元で失礼。Canon EOS 6D Mark II、Otus 1.4/85、絞りF1.4、1/800秒、ISO 100、+ 1 2/3補正。
瞳にピントが合うと、そのキレの良さは格別。一方で近景から遠景にかけて、なだらかに溶けるようにボケていくOtus の描写。
良いですね。自分の写真の腕が上がったように錯覚します。
明るいレンズなので、暗い木陰で撮った別の写真では、絞りF1.4、1/640秒、ISO 100 という余裕で撮れました。これぐらい速いシャッタースピードが確保できると微ブレも全くなく、それだけピントのシャープさが際立ちます。
ただし、問題はピントが合わせにくいところ。
マニュアルフォーカスのレンズばかりだった昔、ピントが合わせやすいよう、ニ重像合致(ライカなど)、スプリットイメージといった機能がカメラのファインダーに備わっていました。今のカメラにはそういうものがありません。なので、とてもピントが合わせづらいのです。
目のいいカメラマンでも、ファインダーだけで“瞳にガチピン”できる人は少ないのでは… (PHOTO YODOBASHI のレビュー参照)
そこで、ライブビューで拡大してピントを合わせる、ということになるのですが、撮影会のような混み合う現場で、手持ちでのライブビュー拡大は画面が揺れて揺れて大変。
また、85mmという焦点距離は本来ポートレートに最適とはいえ、周りのカメラマンは200mmぐらいのズームで離れて撮る人がほとんどなので、一人だけ前へ出て撮るわけにもいかず、この点でも Otus 1.4/85 は使いにくかったですね。
この日午後の時点で、Otus 、Batis を借りていた参加者はあわせて20人ほど。すばらしい性能のレンズにもかかわらず利用者が少ないのはうなずけます。
ところで、午後の部は土屋勝義講師のグループに入りました。
自然光の利用の仕方、レフ板の使い方、モデルとのコミュニケーション、グッとくるアングルなど撮影のヒントを山ほど教えてもらいました。加えてユーモアのあるしゃべり。さすが撮影会で人気の写真家です。
最後に土屋講師と和気あいあいの記念撮影。
天気良し、モデル良し、講師良し。本当に楽しい撮影会でした。
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撮影カメラ ソニーRX100 (Otus 1.4/85 実写画像除く)
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