超小型でユニークな、ソニーのアクションカメラ「RX0 II」(4月12日発売)、をソニーストア 大阪 で触ってきました。
「RX0 II」(ソニーのページより)
◆小さなボディーに高機能を凝縮
ミニ三脚にもなる、シューティンググリップ「VCT-SGR1」に付けた状態で展示されていました。
カメラ本体は本当に小さく、コロンと手のひらに乗る大きさ。重さ132g(バッテリー・メモリー込み)。
1.0型1530万画素の積層型センサー、24mm 単焦点F4レンズなどは現行モデル「RX0」と同じですが、最短撮影距離が50cmから20cmと、寄れるようになり、テーブルフォトが撮りやすくなりました。
画像処理エンジン「BIONZ X」のおかげで、画質がアップ、瞳AFの速度・精度も上がったそうです。
背面から見たところ。上部にあるのは電源ボタンとシャッター。
「やっぱり、液晶モニタ(1.5型)が小さいなァ」というのが第一印象。
しかしチルト式(上180度、下90度)になったので、ローアングル、ハイアングルなど撮影の自由度は向上。上へ跳ねあげて自撮りもできます。
液晶モニタを上へあげた状態。
水深10mまでの防水性能があり、液晶モニタをチルトした状態でも水につけられます。ただし、写真のようにシューティンググリップとコードをつないだような状態では不可。端子部のカバーを閉じないと防水にはなりません。
浅い水場に沈めての撮影、どんな絵が撮れるのでしょうか。
個人的には、水中花「梅花藻(ばいかも)」の撮影なんかにどうかな… と。
滋賀県米原市醒ケ井(さめがい)の清流、地蔵川に咲く「梅花藻」(2004年8月撮影)。
プールや海水浴場でも活躍しそうですね。
アクションカメラとしては当然かもしれませんが、堅牢性も十分。
2mの高さからの落下耐性、200kgの対荷重性能があるとのこと(いずれも液晶モニタをたたんだ状態)。
白鵬(158kg)に踏まれても大丈夫、というわけ。逸ノ城(226kg)だと、ヤバイ?
最高16コマ / 秒の連写もでき、動く被写体にも強そう。
三脚の足を閉じ、シューティンググリップにして、手持ち撮影。
グリップ部に写真と動画撮影用のボタンがあり、ズームレバー(中央)で最大2倍までの全画素超解像ズームができます。
まあ、光学ズームではないので、ズームアップしたときの画質は(たぶん)多少落ちると思います。
◆高い動画性能
4K 動画のカメラ内記録に対応。
4K 30p動画を連続45分間撮れるそうです。この小さなボディーで…
発熱など、どうクリアしたんでしょうか。
しかも、『画素加算のない全画素読み出しにより、4K 映像に必要な画素数の約1.7倍の豊富な情報量を凝縮して出力、モアレやジャギ―が少なく、解像感の高い画質を実現。』(ソニー)とのこと。
色々なメーカーから、4k 動画が撮れるデジタルカメラはたくさん出ていますが、4k撮影時には静止画より画角が狭くなる(クロップされる)機種が案外多いです。そうなると広角で撮りにくくなります。RX0 II は『全画素読み出し』ということで、クロップされないのかな~ と思って試してみました。
4K 30p 撮影時のモニタ画面。
実写で確かめた厳密なレビューでなくて、申し訳ないのですが、どうやら4K 撮影でもクロップされないみたい。
24mmらしい広い画角で撮れている、という印象です。
ズームするとこんな感じ(1.5倍)。
ちなみに画面のシャッター速度はいい加減。普通、動画で1/250秒にすることはありません。1/30~1/60秒ぐらいでしょう。
◆ジンバル並み?
シューティンググリップで撮るスタイルは、何となく、DJI の「Osmo Pocket」みたいですね。
DJI のスタビライザー(ジンバル)付きコンパクトカメラ「Osmo Pocket」(ヨドバシカメラ マルチメディア梅田で)。
動画をやっていると、ジンバルを使ったブレのない映像を撮りたくなるもの。ですが、ジンバルはとかく重い!
そこで Osmo Pocket のような小型軽量の機種に目が行きます。
ところが Osmo Pocket の欠点の一つは、比較的画角が狭いという点。
RX0 II のように画角が広く、画質の良い4K カメラにジンバルを付ければ最高なんですが…
ソニーからは純正ジンバルが出ておらず、他社製(中国メーカーが多い)のジンバルと組み合わせるしかないのが現状。
シューティンググリップ付き RX0 II で、何とかジンバル風に撮れないのかな~ (ムシのいい願望)
ソニーストア 大阪 でもらった RX0 II のチラシによると、
『モバイルアプリ Imaging Edge Mobile で、4Kを含む高ビットレート動画のスマートフォンへの転送や、動画撮影時の本体内電子手ブレ補正も可能(手ブレ補正OFF設定時より画角が狭くなります)』
『専用アプリ Movie Edit add-on を使えば、ジンバル撮影のような、なめらかな映像に補正できます(撮影時より画角が狭くなります。動画は最大フルHDで書き出されます』
とあり、カメラ単体で“疑似ジンバル”風の映像が撮れそうな感じもあるものの、4K ではなくなるようだし、画角も狭くなるし…
色々制限がありそうです。
ということで、「即買い!」の結論には至りませんでしたが…
「RX0 II 」、個性的で面白いカメラです。
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撮影カメラ ソニーRX100
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