ちょっとショックなニュース。
パナソニックが、福島工場でのデジタルカメラ生産を停止、中国での生産に切り替えると発表しました。
午後2時の日経電子版によると、
『パナソニックは今春をメドにデジタルカメラの国内生産を中国に移す。同社の世界販売の半数に当たる約150万台を生産する福島工場(福島市)のラインを停止する。円安を受けて白物家電の生産の一部を中国から国内に移すことを検討しているが、デジカメは世界的に市場が縮小しており、同社の事業は営業赤字が続いている。生産の集約で黒字転換を急ぐ。』
スマホに押されて、同社のデジタルカメラ事業は赤字が続いていましたが、いよいよ大胆な再編に乗り出すことになりました。
福島工場はどうなるのか…
日経によると、
『福島工場は04年からデジカメを生産し、輸出もしているが、コスト削減のために中国での生産に段階的に切り替えていた。今後は野菜を栽培する植物工場に活用するほか、車載関連機器などの部品を実装する業務を残す。約300人の従業員は配置転換するなどして雇用を維持する。国内のデジカメ生産は、レンズ部品を生産する山形工場(山形県天童市)で一部の高級機種を組み立てる程度になる』
ということで、野菜工場になるんですね。
しかし、カメラ事業をやめてしまうわけではなく、とくに個人的には山形工場に手をつけられなくて良かった、と思っています。
ここで生産されるレンズの品質は最高級で、とくに他社にも供給している非球面レンズがすばらしい。ライカブランド(パナライカ)のレンズにも使われています。
また、山形工場で生産が続行される高級機種って「GH4」のような機種でしょうか。「GM」シリーズはどうなるのかな。
気になりますね。
福島中央テレビによると、
『福島工場では、300人ほどがデジカメの組み立て作業などに就いているが、パナソニックでは、関西にある事業所への配置転換を前提に労使協議を進める方針で、「山形工場への配置転換は考えていない」としている。』
ということで、山形工場は今のままの陣容で生産するようです。
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