「咲くやこの花館」の涼しげな花の続きです。
「高山植物室」でサギソウが咲いていました。
サギソウ(鷺草)。
野生ランの一種で、白鷺が羽を広げた姿に似ているというのが名前の由来。かつて本州、四国、九州の湿地に広く自生していましたが、宅地化など環境の変化で自生地が次々に失われ、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種になっています。
名前と姿がこれほどぴったりの花も少ないでしょう。ほんとに飛んでいるみたい…
◆サギソウあれこれ
姫路市では、姫路城が「白鷺城」と呼ばれるのにちなんで、サギソウが「市花」。わずかながら自生地も残っています。市内の手柄山温室植物園には、いつでも観察できる専用の栽培温室があり、愛好家が育てた鉢植え約200点を展示する「市花さぎ草展」が開かれます(8/9日~8/31)。
実は5年前に、この「市花さぎ草展」を見に行ったことがあります。(下のサムネイルをクリックすると拡大します)。
姫路の「市花さぎ草展」(2009年撮影)
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面白いことに、会場には青や緑や黒色の撮影用背景ボードが何枚も置かれていました。上の写真のうち後半の4枚はこのボードを使わせてもらって撮ったものです。サギソウの白い花弁には青い背景が一番。しかし黒もなかなかシックです。
今年も同じ展示方法かどうか分かりませんが、見に行く機会があれば試されてはどうでしょうか。
東京では「世田谷区の花」になっています(世田谷区のページ)。
400年前の「サギソウ伝説」(PDF資料参照)が残っているというのが面白いですね。今は区内に自生地がないものの、栽培の講習会や展覧会が各地域で行われているようです。
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撮影カメラ・レンズ
・【咲くやこの花館】
キヤノンEOS 6D
EF70-300mm F4-5.6L IS USM
・【姫路市手柄山温室植物園】(2009年)
キャノンEOS Kiss Digital N
EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM
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