富士フイルムが25日に発表した、レンズ交換式プレミアムカメラ「X-M1」。なかなか魅力的なカメラですね。
先行展示されていた富士フイルムフォトサロン大阪で触ってきました。
「X-M1」にあわせて新しく開発されたコンパクトな標準ズーム「XC16-50mmF3.5-5.6(35mm換算24mm-76mm)」がついていました。
手に取ってみると、かなり軽くて小さい。レンズの鏡筒も写真で見るほど太くは感じません。「X-M1」のボディーとのバランスは良いと思います。
2/3型センサーの「X20」が横にありましたが、ボディ自体の大きさは同じぐらい。APS-Cサイズのセンサーをよくコンパクトに収めたものです。
樹脂を多く使っているので、「X-Pro1」や「X-E1」のようなひんやりしたメタリックの感触はありません。金属ボディーが好きな人には残念かもしれませんね。
AFは速く、ストレスは感じませんでした。「X-Pro1」「X-E1」より速いとのことで、快適にシャッターが切れます。
背面のコマンドダイヤルを押すと撮影画像を拡大できます。「X-Pro1」や「X-E1」と同じX-Trans CMOSセンサーなので、もちろん解像感は良いです。
ボタン操作はスムーズ。Q(クイックメニュー)ボタンを押すと液晶モニターにISO感度やホワイトバランスなどの設定項目が並び、十字キーとコマンドダイヤルで設定するしくみ。右手親指だけでほとんどの操作ができるのは便利です。
連写も試してみました。最高5.6コマ/秒。あまり速くないですね。音もカシャカシャではなく、カタカタという感じ。コンパクトなカメラなのでしかたがないかもしれません。
これはMマウントレンズを付けてみたところ(ミノルタM-ROKKOR 40mm F2)。
富士フイルムの面白いところは、純正のMマウントアダプターを用意していること。カメラ側でレンズに合わせた最適化(歪曲収差補正など)ができるので、ライカなどMマウントレンズを活用したい人にはうってつけのカメラです。
外観もキットレンズのXC16-50mm(写真右側)より、バッチリ決まっているのでは…
この場合、マニュアルフォーカスになりますが、新機能のフォーカスピーキングがさっそく役に立ちます。
液晶モニターで被写体をアップにして、マニュアルでピントを合わせていくと、ピントの合った部分の輝度が上がります。(言葉で表現しにくいのですが、ギラギラするとでもいえばいいのか…)
オールドレンズがあれば、このコンパクトなボディーにつけて復活させ、結構、趣味カメラとしても楽しめそうです。
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