横須賀市立うわまち病院では今後BNP外来を開始します。BNPが軽度上昇でもその後の心不全につながる可能性が高いため、早期発見早期介入によって、より患者さんの病状悪化を防ぐことが目的です。これによってもしかしたら心臓血管外科に依頼される手術症例は減る可能性もありますが、それよりも現在の心不全パンデミックの状態では社会的な意義は大きいと思います。
循環器診療は心筋梗塞に対するDoor to Baloon Timeを競うよりも、より早期発見早期治療の段階に来ているのかもしれません。
結果的に患者さんのメリットになるよう、今後はBNP外来を積極的に利用してもらいたいものです。