



いえ、
そんな単純な考え方は拝み屋さんの発想。
優しい人間ほど、
優柔不断、意志薄弱、自虐意識、という
マイナス要因を内在し、
それによる弊害を撒き散らすこともある。

強い人間は横暴になりやすい。
懸命に努力してきた人間、
負けてはならぬと闘争心を持った人間、
強い責任感と、危機感を持った人間。
そういう人ほど、思いやりや
優しさに欠ける事が多い。

「 優しさ 」 には裏側があるし、
「 強さ 」 にも裏側がある。

「 イヤな奴 」が悪い奴とは限らない。。
「 イイ人 」が、
結果的に多くの害悪を垂れ流す事も良くある。
どちらが良い悪いではない。
社会経験がある人間なら、そんなこと誰でも分かっている。
宗教屋さんは、「良い人」を一束ねにして、

徳を積みなさい・・・ 親切を施しなさい・・・
善行をしなさい・・・ 優しくしなさい・・・
などと宣う・・・・・・・
謹んで申し上げたい・・・・





「 動機など問題ではない・・・善行をせよ、徳を積め 」
こう云う単純な言葉を真に受けて、
不幸になった人を多く見て来た・・・・

生半可な信仰者、
独りよがりな宗教家・・
無意識のうちに


と思い込んでしまう。
こういう思いあがった状態が一番危険な状態だと思う。

弱い ・ 強い

イイ人 ・ 悪い人

あの人は徳を積んでいる ・・・ この人は積んでいない

そんな二元的な見方でしか、
人を見ることが出来なくなってしまう。

キリストさんは言ったらしい・・・


表面をだけみて一喜一憂しては、
それだけで今生が終わってしまう。

「 イヤな奴 」 になること
