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兎の餅つき。
昔の日本人は月を見て、
「 兎が餅をついている 」と想像しました。
ならば、本気で、そう信じていたのだのでしょうか?
大真面目にそう思っていたとは思えません。
感性から来る、印象や想いをドラマ( 映像 )にして、
「 月で兎が餅つきをしいている・・・ 」
と表現したのであり、事実を分析したり、
理論的な思考を経て
言った事ではないと思えます。
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という言葉には、
そのように感じた人間の、心の内側が秘められています。
「 心の内側 」 とは、その人間、その民族が持つ、
心の性質 ・ 感受性 ・ 方向性 です。
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日本最古の文献 古事記 には、多くの神話が記されています。
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そのなかの、代表的な神話
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天照大神が、天の岩屋戸 にお隠れになってしまった。
地上が真っ暗闇になってしまった。
神々が集まり、思金神に、善後策を考えさせた。
天の岩屋戸の前で、長鳴鳥を集めて泣かせ、
天宇受売命 ( あめの・うずめ・のみこと )に
裸踊りをさせた。
高天原( 宇宙 ) が鳴り響くほどの勢いで、
数多くの神々がどっと笑った。
これを聞いた、天照大神は、不信に思い、
岩屋戸を細めに開けて、外の様子を伺った。
そのとき、脇に隠れていた天手力男神が、
大神のお手を取って外に引き出した。
真っ暗闇の世界がに光が戻った
・・・・
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私がおもうに・・・・
これは 神話 であり、
この物語の「 真偽 」など問題ではありません。
ただ、この話が日本人が古来から
受け継いで語られて来たことに、
「 意義 」 があるのです。
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物語が本当にあった事なのか、
作り話なのかは、大きな問題ではありません。
仮に、この物語が事実でなくても、
その物語の背景には、
「 真実 」 (民族共通の理念)
が秘められているのです。
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こういう意味で、
日本の正史 は「 古事記 」なのです。
「正史」 とは、「 正式の歴史 」 という意味です。
やはり・・・・
兎は月で餅つき をしています!!!!