名古屋の白ウサギ・1964年生

自称・宗教家・・宗教家とは職業ではなく「私の生き方」です。
職業・会社員、投資家  趣味・偽善事業

言い訳はするな・・何とかし給え・・その2

2023-12-25 | 思う事
某・大企業(〇〇商事)の子会社に
奇怪で・特殊な芸を持つ
SA君という人間がいた。

〇〇商事の部長Aさんは、
SA君の能力に一目置いていた。

A部長は、子会社のSA君を、
その親会社である〇〇商事に呼び寄せようと決めた。

SA君を〇〇商事で働かせるためには、
子会社から親会社に逆出向という形になってしまう。

「親会社から子会社に出向」
よくある事だが、

「子会社から、親会社に出向」
は、前例がなく、
会社の規約を改訂しなければ不可能であった。


A部長は
SA君を逆出向さる為の契約書を
部下のBさんに指示した。

Bさんは困惑した・・

「それは会社の規約の反することで、
書類の作成は不可能です」

と・・答えた。

A部長は言った・・・

 何とかし給え!!!

Bさんは困り果てた・・・
規約に反する契約書を作り、
子会社の人事部長に
署名捺印を求める訳には行かない・・

かといって、B君が勝手に子会社の
人事部長の名前を入れた
契約書を作成すれば、
もし、なにかの問題が起きたとき、
B君自身が私文書偽造の罪に問われる・・

A部長のは契約書の作成を
Bさんに指示した後、
その完成を待たずに、
SA君を逆出向として〇〇商事の部署に
異動させて勤務させてしまった。

どういう訳か???

SA君が逆出向して〇〇商事のある部署で
既に働いているにも関わらず、
A部長は、B君にその契約書が
作成されたかどうかは確認しなかった。



B君としては・・
成す術がなく・・・
困惑しながらも、
契約書に関することは曖昧のまま、
保留にするしか方法がなかった。



SA君は〇〇商事に逆出向という立場で働いた。
A部長の期待通りの成果を上げた。

4年の歳月が過ぎた・・



そんなある日・・・
〇〇商事の本社から監査が入った。



SA君が逆出向で〇〇商事で勤務している
事実が監査に引っかかった。

A部長に対して、
「子会社〇〇商店との間に交わした
契約書を提出せよ」
との命令が下った。

A部長は・・Bさんに指示した・・・

「以前頼んでおいた、SA君の出向に関する
契約書を提出してください」

   

Bさんは・・・困り果てた・・・
Bさんは追い詰められた・・・

この場合・・・
Bさんに出来る方法は一つしかなかった・・・

BさんはA部長に言った・・・

 「申し訳ご座いません・・
私のミスで契約書を紛失しました」 

 契約書を紛失した??? 
申し訳ございませんで済まされる問題か!!!

    

Bさんに出来ることは・・・
「申し訳ございません」

これ以外の言葉を発せず、
ひたすら謝り続けることだった・・



もし仮に・・
「作成することは規約上、不可能でした」
と回答したら・・

 それならそうと、どうして早く報告しないのだ!! 

お言われるだけ。



「報告してはいけない雰囲気がありました」
と答えれば・・・

 おまえ!!!人のせいにするな!!! 

と言われるのがお決まりのパターンである。




Bさんが契約書を紛失したことは、
社内の一部の人に知れ渡った。

Bさんは陰で冷笑された。

真実は・・
契約書は初めから無かった・・

それでも・・
Bさんは沈黙を貫いた・・・

もし、事実を主張したら・・・

   

とにかく・・・生き延びなけらばならない・・

SA君は、Bさんに対して申し訳ない思いが込みあげた・・

でも、SA君はBさん対して、
「私のせいでご迷惑をおかけしました」と、
詫びる訳には行かなかった。

それれはBさんにとって最大の屈辱であり、
Bさんの顔を潰すことになる・・・



Bさんにとって、
「紛失しましたた、私がバカでした」と・・
言い続けることが、

茶番劇という舞台の上での「勝利」を意味する。。

経済・社会・政治は、
複雑怪奇な茶番劇のようなカラクリで動いている。

これはゲームである。

 真剣になったら、
何十回転職しても収まらない。

一生、転職を繰り返すことになる。

こういう時こそ・・・笑って誤魔化す。

恨みますまい浮世のことは、
どうせはかない水の泡 

たとえゲームに負けても・・
勝負に勝てばよい・・



勝たねばならぬ・・・・・






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