スペインで開催の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議。
6月30日、ウクライナへの長期的支援を確認して閉幕した。
会議では、ウクライナ軍兵器の近代化を図る「包括的支援策」も決定。
採択された首脳宣言では、新規加盟による同盟拡大を継続。
権威主義国に結束して対抗する欧米の意思を強調したとか。
NATOの事務総長は、会議総括の記者会見で語る・・・。
NATOとロシアが対決すれば、待っているのは破滅だ!
だから我々にはウクライナを全面支援し、状況の悪化を防ぐ必要がある!
と支援の重要性を訴えた・・・。
包括的支援策では、ウクライナ軍の兵器や装備の刷新が柱。
旧ソ連の兵器を主力としているため・・・。
軍事支援による最新兵器の実戦配備に時間を要し・・・。
欧米基準と適合する砲弾や弾薬も限定されていた。
これからは、長期的視点でウクライナ軍の近代化を図るそうな。
そしてNATOとの相互運用性を高め、防衛能力強化を支援するという。
東欧でも旧ソ連の兵器を配備する国が多い。
そのため、NATO全体の兵器近代化を進めることも確認したようだ。
また、加盟国から10億ユーロ(約1,400億円)を募る「NATO革新基金」の署名式も行われた。
人工知能(AI)等を開発する民間企業に投資。
ロシアや中国が進める最新技術の開発への対抗を図るという。
スウェーデンとフィンランドの新規加盟も承認し、正式な手続きを進める方向。
加盟を希望するボスニア・ヘルツェゴビナやジョージア、ウクライナ。
これらと隣接するモルドバの防衛能力を高める支援の推進も行うと来た。
これでNATOvsロシアの対抗合戦が、更に鮮明になって来た。
プーチンにすれば、当然面白くないよねぇ・・・。