ロシアが導入した予備役を徴兵する「部分的動員」。
露国外に拠点を置く独立系メディアが、記事を書いた。
侵攻に参加した露正規軍の元兵士らの見解を伝える記事だ。
元兵士らは一様に、動員された兵士は多数が戦死する等と述べた。
そして動員で露軍が劣勢を打開できる可能性は低いとも述べた。
東部ハリコフ州での戦闘に参加後、除隊した元兵士は、こう語る。
長い軍務歴を持つ私でさえ、戦闘初日に人生最大の過ちを悟った。
戦闘の過酷さと軍人になったことへの後悔を語ったのだ。
正規部隊すら航空機や戦車、砲兵の支援が受けられていない。
ましてや訓練が不十分な動員兵では、死傷者が続出すると予測。
動員は戦闘を引き延ばすだけで戦局を覆さないともした。
この男性は、自身が招集された場合は指を切り落とすか。
招集を拒否して刑罰を受けると言う。
国から犯罪者にされようとも、自分の中で犯罪者にならないことが重要だ。
刑務所では誰も殺さなくて済む・・・。
別の兵士は、こう。
今年初め、演習参加として国境地帯に送られた。
首都キーウ方面での戦闘を命じられたという別の元兵士。
正規軍はこの半年間で、壊滅状態にあるし、動員兵にできることはない。
彼らは民間人に過ぎず、無駄死にするだけであり、ロシアが侵略者なのは明白だ!
そして侵略に加担しないよう連絡先や居住地を変え、招集から逃れている。
ロシア軍と契約した民間軍事会社の元雇い兵は、こうだ。
正規部隊にさえ十分な装備品が行き渡っていない・・・。
動員兵から死んで行くとは、ロシアの兵隊さんも気の毒な限りである・・・。