函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
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美しい国の立ち位置

2018年03月09日 06時29分32秒 | 政治
ニュースを読んでも何かやり切れない気持ち・・・。
青森県の米軍三沢基地所属のF16戦闘機が、補助燃料タンク2個を小川原湖に投棄した問題だ。
米軍側は、空軍基地で回収できる能力がないと説明。

結局、町の依頼で青森県は、自衛隊法に基づく災害派遣を要請。
防衛省は、米軍からの要請もあり災害派遣3要件(公共性、緊急性、非代替性)に合致する。
そんな判断で海上自衛隊を出動させた。

こんな手続きで自衛隊がタンクの破片の捜索や回収に当たってきたが・・・。
その費用は日本が全額負担するんだとか。
投棄の翌2月21日からは、海上自衛隊員が凍った湖に潜って作業。

防衛省によると既に約9割を回収して米軍に引き渡したと言う。
防衛省は、米軍の不始末に国費を投じる理由をこう語る。
費用を米国に請求できる根拠の規定が法にない・・・。

迅速な対処には災害派遣しかなかったと付け加えることも忘れない。
ということで費用は、災害対策基本法に基づき自衛隊が負担する。
禁漁を強いられた湖の漁業関係者への補償でも、日本が一定額を負担する可能性が高い。

日米地位協定は、こんな仕組みらしい。
米軍の公務中の事故に伴う第三者への補償や賠償は、米軍にのみ責任があっても負担は最大75%。
残りは日本の負担となるそうだ。

ただ補償できるのは、米軍の行為と被害の因果関係が立証できた場合。
漏れ出た燃料は揮発性が高く、禁漁の必要性やそれに伴う損失を・・・。
米軍が認めたがらない可能性もあるんだとか。

結局のところ、本件は全額国費負担の可能性が極めて大。
安倍クンが払うわけでもないし、結局は美しい国の国民全員でワリカン支払いとなる。
日米地位協定と政府の弱腰な姿勢が治外法権的状況を許している。

そう指摘するジャーナリストの言葉は重いが・・・。
ヘッピリ腰で米国に阿る安倍クンじゃ、何もできやしまい・・・。

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