金喰い虫の「もんじゅ」

これまで１兆円が投じられていながら、未だに稼働しない「もんじゅ」。
それを運営する役立たずの日本原子力研究開発機構。
原子力規制委員会が、運営主体の交代を勧告したのは記憶に新しい。

ところでこの「もんじゅ」は、空気や水に触れると激しく反応するナトリウム。
それを冷却材として使用しているのだとか。
そのナトリウムは、電熱器で加熱して液体に保たれて・・・。
今もずっと原子炉と配管の中を流れているそうな。

そしてその電気代を含め、維持管理等にかかる経費を知ってビックリ仰天。
国費(税金)は1日約5,000万円、年間で約200億円というから恐れ入る。
この不景気な時に、1日5,000万円の散財・・・めまいを起こしそうな金額である。

また、もんじゅ所長OBが語る言葉は、組織の硬直化を雄弁に語っている。
能力のある職員に柔軟性が全くなくなっている。
余計なことをしてはいかんと、脳がガチガチに見える。
それが単純ミスを招き悪循環に陥っている・・・。

なるほど、そういうことか、フムフム。
これ以上調子に乗って「もんじゅ」稼働に熱くなれば・・・。
更なるヒューマンエラーで大事故を招くこと必定。

こんな金喰い虫はいらないネ！！
今まで1兆円以上の税金を投入、そして誰も責任を取らない。

あまつさえ、元文部科学省のOBはこう言って憚らない。
中途半端に止めるのでなく、何らかの成果を上げるのが国民への責任だ！
延命を正当化する彼らは、何を考えているのだろうか？・・・。

美しい国は、どこまでもクレージー・・・困ったものである。